『蔓の端々』
「父がこう言っていた、どんな境涯にあっても明日のことを考えぬ人間は惨めだ、不幸や憎しみを忘れるのはむつかしいが、忘れなければ立ちよどむばかりだ……」
--乙川優三郎『蔓の端々』(講談社文庫、2003年)
乙川優三郎『蔓の端々』読了する。雰囲気は、藤沢周平の『蝉しぐれ』(文春文庫)に近いものがあるが、若き武士・瓜生禎蔵のラストの選択は乙川ワールド。
詳しくは後日、待たれい。
って、後日ネタ多くてすいません。
疲れがとれなくて・・・。
蔓の端々 (講談社文庫) 著者:乙川 優三郎 |
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