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孤人間の対立

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今日は、朝から勤務先の短大の公募推薦入試で八王子へ。

自宅からバスで駅まで向かうのですが、バス停では、私の前に、老婦人がふたり、そしてわたし、その後に、0歳時と父母が1組、バスを待っていました。

バスが到着すると、その列の最後尾にいた、これまた、老婦人が猛ダッシュ!
唖然とする搭乗者たちをよそに、空いた席を見つけて、ご満悦でした。

いろいろと倫理や哲学の問題を考えると、「世代間の価値観の対立」という永遠のテーマがいつも出てきますが、さすがに、最近の状況は世代間の価値観の対立というよりも、野獣と化した孤人間の対立のように思えて他なりません。

さて、入試の面接官として、応募者への面接を行いましたが、これはこれで、かなり疲れました。詳細は割愛しますが、今年から初めて面接官をやったのですが、良い経験でした。

帰りは、教員バスで、日頃は時間割の都合であまり顔を合わせることのない教員のひとびとと一緒に八王子駅まで帰りましたが、やっぱり様々なジャンルの専門の人との学問の話題はよいものですね。疲れが吹き飛びました。
今日は、異文化理解(異文化コミュニケーション)の一環として、オーストラリア先住民のアボリジニの宗教観を研究しているN先生とすこし雑談。
オーストラリアなどでは先住民の文化を保存するという名目で、先住民族の白人化(キリスト教化)政策がかつては進められたそうですが、彼等の受容したキリスト教は表面的には白人のそれであるが、内在的には、上から押しつけられた宗教としてではなく、苦悩する人のもとに真っ先に駆けつけた原初のキリストのイメエジを伴ったキリスト教であったということです。
「谷中に神あり」と叫び、足尾鉱毒で苦しむ農民たちと苦難を共にしたキリスト者・田中正造翁を思い出しました。

Shozo_tanaka

さて、その先生が面白い本を紹介してくれたのでひとつ。
(わたしの言い方が若干断片的ですが)「JFKがアボリジニのムラにやってきた!」という彼等の伝承の背景には何があるのか、解明した一冊です。最近のアボリジニ研究では第一級の著作だとか。

保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践』御茶の水書房、2004年。

早速AMAZONに注文してみました。わくわく。

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Uragasumi

へろへろで帰宅すると、レタスしゃぶしゃぶ。
これはこれでイケますね。
安定した旨味の「浦霞」でいっぱいやって寝ます。

Book ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践

著者:保苅 実
販売元:御茶の水書房
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生命の大地―アボリジニ文化とエコロジー Book 生命の大地―アボリジニ文化とエコロジー

著者:デボラ・バード ローズ
販売元:平凡社
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ホワイト・ネイション-ネオ・ナショナリズム批判 ホワイト・ネイション-ネオ・ナショナリズム批判

著者:ガッサン・ハージ
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田中正造文集〈2〉谷中の思想 (岩波文庫) Book 田中正造文集〈2〉谷中の思想 (岩波文庫)

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