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まあ、茶でも一口すすろうではないか

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一昨日で一年間連続飲酒続投の金字塔をうち立てたので、誕生日であった昨日より休肝日開始です。今日は市井の仕事で忙しい勤務日で不確定要素もたくさんあったのですが、皆のがんばりでとにかく無事終了。家に戻って落ちついている次第です。

いつもだと、入浴後、缶ビールでもプシュッとあけて、やおら一杯やるとこらですが、今日は飲まないと1年前から決めていましたので、かわりにお茶でも啜っています。

本来は、点前すべきでしょうが、面倒なので、今日は、普通茶でよしとしましょう。
葉っぱは、はじめて飲む「知覧茶」です。
鹿児島県は日本でも有数な茶所だとか。初めてですが、一杯入れてみました。
袋の解説にもありましたが、「渋みが少なく甘み」が濃厚なお茶で、寝る前にはちょうどよいかもしれません。

興味のある方是非お試しを。
高いものではありませんので、気軽に飲み比べる常用のひとつにいいと思います。

さて最後に「お茶」を論じた美術家、美術史家・岡倉天心の『お茶の本』でも紐解きましょう。

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 現代の人道の天空は、富と権力を得んと争う莫大な努力によって粉砕せられている。世は利己、俗悪の闇に迷っている。知識は心にやましいことをして得られ、仁は実利のために行われている。東西両洋は、立ち騒ぐ海に投げ入れられた二竜のごとく、人生の宝玉を得ようとすれどそのかいもない。この大荒廃を繕うために再び女媧(じょか)を必要とする。われわれは大権化の出現を待つ。まあ、茶でも一口すすろうではないか。明るい午後の日は竹林にはえ、泉水はうれしげな音をたて、松籟(しょうらい)はわが茶釜に聞こえている。はかないことを夢に見て、美しいとりとめのないことをあれやこれやと考えようではないか。
    --岡倉覚三(村岡博訳)『茶の本』(岩波文庫、1961年)。
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いろいろ大変な世の中で時代でそれぞれの人生ですが……

「まあ、茶でも一口すすろうではないか」。

Okakura

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