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読み耽る楽しみが原点

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Torahiko_syouzou

きのうの出来事に関する新聞記事がほとんどうそばかりである場合もある。しかし数千年前からの言い伝えの中に貴重な真実が含まれている場合もあるであろう。
    --寺田寅彦「神話と地球物理学」、『寺田寅彦随筆集(四)』(岩波文庫)。
垂れ流しの情報から、真実を拾い上げることは困難を極めるが、数百年と読み継がれている書物から真実を掬い上げることは決して困難ではない。しかし、手に取るにはチカラが必要である。

どうしたわけか、自他共に読書がニガテと公言してはばからない細君が、『三国志』を読み始めた。もちろん羅貫中の『三国志演義』ではなく、吉川英治の『三国志』のほうです。古典というには、現代の作品ですが、さすが国民的作家とよばれた吉川英治の筆になる『三国志』です。

本は読まないより読んだ方がいいにきまっているが、よむなら、いわゆる名著とよばれる本を読んだ方がいい。

しかし、現実には、“読み慣れて”いないと、読むことは苦痛に他ならない。
だからこそ、まずは“読む楽しみ”という原点が必要だ。

細君曰く……、
「読み始めたら、面白くて2時間読み耽った」
とのこと……。

こうした、体験が必要なのかもしれません。

どうか細君よ!、人間と歴史を学んでくれ給え!

さて、今日は市井の仕事が休みですが、休みを味わえない宇治家参去です。
昼過ぎから残りのレポートに眼を通し採点する。教科書そのまま丸写しのレポートも在れば、丸写しながらも、構成を自分で整え、漆喰として自分のコメントを添えながら、結論を導く、すばらしい作品も存在した。

まさに紙一重。

結局、AとBの評価してつけられなかった……。
よく、いわれますが、宇治家先生は評価が甘すぎです、と。
でも決して楽勝科目ではありませんよ!

なぜなら倫理学も哲学も、評価は、生きている自分の現場で採点されますから。


さて、写真は、麒麟のハートランドビール。
あまりにも置いている店が少ないので、見つけるとついつい買ってしまいます。麒麟の売れ筋路線の深い味わいというよりも、ソフトなヨーロピアンビールです。ときどき飲むと無性にうまい。

Book 寺田寅彦随筆集 (第4巻)

著者:寺田 寅彦,小宮 豊隆
販売元:岩波書店
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三国志(一)
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

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