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スローライフ ビジーライフ

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スローライフを堪能しています。

帰省後細君の実家で泊まっています。
街中ですが、朝起きると、ホトトギスの声が。

東京の喧騒さを忘れさせる静けさです。

こうした静寂が大嫌いで東京へ向かいましたが、どちらがエライとかすごいのでなく、両方とも人間の生活に必要な両側面だと実感しております。

岳父はいつも朝食を喫茶店のモーニングで済ませているので、同行。

おなじみの焼き物の先生と同食する。

55で教員を辞め、もともと何十年もやっていたその道へ一本化。
4月には個展を開くとのコト。

そういう生き方もあるし、企業戦士として生き抜く人生もある。

どちらがいいとかエライでもない。
そのひとの道がある。

そうしたことを実感する。

では平蔵の道とは?

とりあえず、結婚したとき植樹した彼岸桜が桜花を開いていた。

細かった幹もそれなりに成長している。

では平蔵は?

少し考えた一日でした。

夕方、書庫へ入り必要な文献を探索、倫理学関係の必要な文献をみつくろう。

現在21時……。
眠くなってきました。

スローライフ、堪能しています。

最後に一つ。
スローとビジー。ふたつのハザマで生きているのが人間という生き物かもしれません。

スローだけ、ビジーだけで生き抜くのは本当に覚悟が必要かもしれません。

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 人間というのは、まったく、奇妙な生きものだ。掘辰蔵は、浪人たちへ、
 「尿(ゆばり)をかけた無礼はゆるさぬ」
 といい、刀を抜いて闘う決意をしめした。
 何が、無礼だ。そうしたことを口にするだけの資格が辰蔵にあるのか……。
 古い煙管を見ず知らずの男に買ってくれとたのみ、ことわられたというので、いきなり、相手を斬り殺して逃げた辰蔵なのである。
 無礼といえば、これほどの無礼はあるまい。
 いまの辰蔵は、それを忘れてしまい、相手の無礼に対して、一命をかけて闘おうとしている。
 それほどならば、お上へ自首して出て、煙管師殺しの罪をいさぎよく裁いてもらうべきであろう。
 それが、理というものだ。
 けれども、人間は、理屈によって自分の悪徳を当然化したり、忘れてしまったりするのが得意な生きものなのだ。
 何も、堀辰蔵ひとりがそうなのではない。
    --池波正太郎『夜明けの星』(文春文庫、1983年)。
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