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肝臓をやわらかくしておく

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 自分がこの人を男にしたという誇りみたいのもあるから、酒の飲みかたからいろいろ注意してくれるんだよ。
 「あしたは土曜日だけど、あなた、どっちへいらっしゃるの?」
 と言うから、友だちとちょっと宴会があるんだと言うと、
 「たくさんおすごしになるんだったら、行く前に盛りそばの一杯もあがっていらっしゃい」
 とか、あるいは、
 「右の肋骨(あばら)の下が肝臓ですから、これを押したり放したりしながら飲むといいのよ……」
 と、教えてくれる。
 いまは洋服だからこんなことをやってるとみんな見られちゃうから、他のお客に失礼でしょう。昔は和服だからね、ふところ手をして押してればわかんないわけだよ。左手で飲むぐらいなものでさ。
 「いつ左ききになったの?」
 なんて、よく言われものっだけどさ。
 押しながらこう飲んでいれば、飲むそばから肝臓のはれが引いてっちゃうわけだから、ある程度飲んでも平気なんだよ。グーッと押して痛かったら肝臓が悪いわけだ。
 洋服でそういうことが出来ない場合だったら、たとえば六時からどこかへ言って飲まなきゃならないという場合は、行く電車の中ででもこうして肝臓をやわらかくしておくと違うわけ、グダグダに酔っぱらってもいいような、気心の知れた会ならいいけどさ、たくさん飲んでしかもちゃんとしていなきゃならないというようなときはね。
    --池波正太郎「酒」、『男の作法』(新潮文庫、昭和59年)。

7日ぶりに酒を飲みました。

7日間酒を飲んでいません。

禁酒はしていません。すなわち、酒とは日本酒です。

ビールと焼酎で我慢していましたが、どうもパンチが足りません。
久し振りに飲んでみました。

やはりウマイっす。

年々量が減ってきているのが実感できるので、少なくともなるべくウマイ酒を飲むようにしようと思っています。

さて、冒頭は、池波正太郎の酒のエピソードです。
果たして、医学的効果があるのかどうか全く不明です。

ただ宇治家参去も、オマジナイのごとく、外で飲む前にはほぐしてから出かけます。

お試しあれ!

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著者:池波 正太郎
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