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young urban professionals の GW

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 ニーチェとフロイトが共有している概念は、平等としての正義が羨望に基づいているというものである。それは、我々が持っていないものを独占し享受している<他者>への羨望である。すなわち、正義の要求とは最終的に、享受へのアクセスが誰にとっても平等になるよう<他者>の過剰な快楽を抑制してくれという要求になる。当然のことながら、この結果は禁欲主義でしかありえない。平等な享楽をおしつけることは不可能であるため、禁止の共有を課すほかないのだ。ただ忘れてはならないのは、今日、何でも許しがちだとされる我々の社会で、正反対の形をもってこの禁欲主義が表れるという事実である。一般化された<楽しめ!>という超自我の命令下に皆が置かれている結果、快楽は一層妨げられている。ナルシシズム的な<自己満足>と、ジョギングや栄養食といった禁欲的規律とを組み合わせるヤッピーの姿を想い浮かべてほしい。これこそが、<末人>というニーチェの概念かもしれない。その輪郭は、ヤッピーたちの快楽主義的な禁欲主義において今日やっとはっきりしてきた。ニーチェは、禁欲主義に対して生の肯定を主張することを促すだけでは終わらなかった。彼は、特定の禁欲主義が退廃的な官能の過剰と対になっていると認識していた。ヴァーグナーの『パルジファル』、より一般的にはしめった肉欲性と素性の卑しい精神性との間を揺れ動いていた後期ロマン派の退廃を批判した理由が、ここに見受けられる。
    --スラヴォイ・ジジェク(訳・インタビュー 岡崎玲子)『人権と国家 --世界の本質をめぐる考察』(集英社文庫、2006年)。

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著者のスラヴォイ・ジジェク(Slavoj Žižek,1949-)の言葉です。ジジェクは、スロベニアの思想家、哲学者、精神分析家。難解なラカンの精神分析学を自在に操ることで有名ですが……。

平等を考えてみようと思ったのですが、息絶えました。
チト、ツカレハテタ。

月曜が宇治家参去的には一番きつい一日です。土日月の夕方は市井の仕事で、月曜は日中、大学での講義。風邪っぽく久し振りに、栄養ドリンク二本仕立てで乗り切りました。

内容にはふれませんが、ま、ヤッピーだけではありませんね。
ジョギングや栄養バランスに気を遣いながら、<楽しめ!>との超自我の命令によって、<楽しむこと>を無意識下から強要されている人々は……。

ヤッピー(yuppie, YUP)とは 都市に住む、高学歴のエリートサラリーマンのことです。。語源は「young urban professionals 」、ヒッピーをもじった言い方です。

いよいよゴールデンウィークですね。

明日は、というか今日ですが、江ノ島へ旅立ちます。

更に疲れそうです。

ヤッピーではありませんので、<超自我>から命令は降りてきません。

家人からの命令で、少し楽しんできます。

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著者:スラヴォイ ジジェク
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