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のみにいきたい

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 和尚の言葉によると、村松が戸越村へあらわれたのは、一昨年の夏であったそうな。
 旅姿の松村太九蔵が、一夜の宿りを行慶寺にもとめたのが縁となり、それから、戸越村に居ついてしまったらしい。はじめは行慶寺に滞留していた松村へ小さな家を見つけてやったのも道誉和尚だし、そこで寺子屋を開かせ、村の子供たちへ読み書きを教えさせ、寺からも援助をし、村松の生計をたててやったのも和尚なのである。
 「どういうものか、たがいに呼吸(いき)が合いましてな。まあ、黙って酒を酌みかわすだけでもたのしくなる。つまり、酒をのむ呼吸がぴったりと合うたわけで」
 「なるほど」
 「そうなると、何も、むずかしいことはない。たがいに詮索もいたしませぬし、身の上ばなしをするでもないのに気心が通じ合うという……これが先ず、のみ友達のよいところでありましょうなあ」
 語りながらも冷酒を小兵衛にすすめ、自分ものむ。小肥りの、いかにも健康そうな和尚である。
    --池波正太郎「十番斬り」、『剣客商売 十番斬り』(新潮文庫、平成六年)。

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連休明けに送られてきたレポートの添削をどうにかすませ本日返送する。
返送して家に戻ってくると、月末〆切のレポートが送られてくる。

4月よりも件数が明らかに多くなってきています。処理能力を上げることも必要ですが、水準も落としたくない。きちんと時間管理とToDoの優先順位をプランニングしていかないとえらいことになるなアと実感です。
金曜は休日でしたので、午前中は資料の整理、午後は関連文献に目を通すと一日がおわる。

何か……忘れていたなアと思い出し、古い受信メールを確認していると、所属の研究所の紀要に載せる論文のエントリの〆切がこちらもデッドライン。

前回の続きを載せようと計画はしていたのですが、(金欠故)資料が揃わず悩んでいたところ。

書いた論文は殆どがキリスト教学ないしは宗教・宗教学史に関係するものばかりでしたので、ここらでひとつ倫理学関係も数本はだしとかないとなア……という鬨の声も聞こえてくる。

本来予定していた<その3>は明年に廻し、今年は倫理学で攻めてみようと思い、整理した書架をまたばらして、関連文献に目を通すと、この時間(午前2時)……。

なんとなく、構想はできているのですが、全体のイメージがつかめない。もう少し読み込まないといけないけれども、時間がない。土曜から市井の仕事も6連チャン。とりあえず、今日は、覚え書だけ入力して、寝るしかあるまい。明日に片づけましょう!

ということで……。
ビールのプルタップに手をかけましたが、久しく(?)気のおけない友と飲んでいない。

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 「どういうものか、たがいに呼吸(いき)が合いましてな。まあ、黙って酒を酌みかわすだけでもたのしくなる。つまり、酒をのむ呼吸がぴったりと合うたわけで」
 「なるほど」
 「そうなると、何も、むずかしいことはない。たがいに詮索もいたしませぬし、身の上ばなしをするでもないのに気心が通じ合うという……これが先ず、のみ友達のよいところでありましょうなあ」
--前掲書。

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仕事が一段落ついたら(永遠につきそうにないのですが)、書を捨て友と飲みに行こう!(寺山修司風に)。

で……。

全く関係ありませんが、最近、青いモノがめっぽううまく感じるようになってしまった。
細君の実家の家庭菜園で育てられた、何かの豆が送られてきたが、ウマイ。
年のせいか?

※……すいません、またまた考察の欠如した印象批判で、教育的配慮に欠けた駄文で。ちかいうちまた考察します。

十番斬り (新潮文庫―剣客商売) Book 十番斬り (新潮文庫―剣客商売)

著者:池波 正太郎
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