« 思わず知らずハッとしてかけつける | トップページ | “聖なるもの”に眼がくらむ »

Come Rain Or Come Shine

0001_r0010724

2ヶ月にいちどくらいあるのですが、今日は細君が所用とのことで、息子さんを幼稚園まで迎えに行って欲しいとの陳情が届けられる。

「殿はいかがなされた」
「酔払ったのだ」(フロイス『ヨーロッパ文化と日本文化』(岩波文庫))。

……ですので、これがまた大変である。
昨日は……もとい、昨日も痛飲しているので、朝からダルイ。まだ幼稚園は秋学期がはじまったばかりで、午前保育のため(=出園して2時間やん!)、早めに起床し、シャワーを浴びて着替えてから迎えに行く。

迎えに行く前ですが、月曜から始めましたが語学のリハビリタイムです。
英語とラテン語は必要上、ちょこちょこ対面するのですが、やはりドイツ語とフランス語は、そう毎日対面する言語でもない。
なので、月曜から、起床後の10分はドイツ語、帰宅直後10分はフランス語の文献を適当に読むことにしました。
当初は、へんな話ですが、「これってヤバイよなっ!」って状況の自覚に唖然としたものですが、やはり慣れと継続は大切ですね、じょじょに復活し始めるところが頼もしい。これは死ぬまでの日課にしたいなと思いました。

さて、幼稚園へのお迎えへいざ出発……ですけど、結構苦手なんです。
何がって……?
あるじゃないですか。
幼稚園独特の文化……お母様方の団欒といいますか、その無言じゃない騒音のような圧倒感が。

それを乗り越えるために、スーツを着て一線を画そうとしているのですが、その生命力(?)に例の如く圧倒される。体はメタボですが、彼女たちの存在論的な圧倒感を前にすると、風にたなびく柳のようです。これがいわゆる“ほうりゅうのたち”というもんでしょうか。

ま、いずれにしましても、例の如く、自分から我が子を発見することができないのですが、息子さんがいち早く宇治家参去を発見してくれたので、退園する。

その意味ではスーツで幼稚園へ向かうという在り方もひとつの目印になっているのではと思ってしまいます。

さて、昼食を済ませると、今度は剣道教室の時間。昼食後、再度シャワーを浴びてまたしても着替え、出かけようとしていると細君が帰宅する。剣道教室の送迎は細君にお願いした。まだ時間があるので、細君と話していると、ぼちぼち袴・道着が必要なのだとか。防具は年長さんになってからとのことだが、また金の要る話……お父さんはつらいのお。

母子が自宅を出ると、今度は、バケツをひっくり返したような豪雨となる。

「マジで、市井の仕事にいくのがダルイっす」

という状態ですが、いかざるを得ないので、出勤する。

出勤すると、またトンデモ状態がお待ちかね!

いくら雨が降っているとはいえ、レジの開局台数2台ではマズイでしょう……各々方。
本当にこの会社は、リストラと適正人員の配置を読み違えているんだよなとぼやきつつ、がっつりレジに入るが、やはり豪雨のため、ピークタイムをすぎると、落ち着き始める。

憤懣やるかたなしで休憩に入りますが、ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)に涙する。

-----

ある人間をにくむとすると、そのときわたしたちは、自分自身のなかに巣くっている何かを、その人間の像のなかでにくんでいるわけだ。自分自身のなかにないものなんか、わたしたちを興奮させはしないもの。
    --ヘルマン・ヘッセ(実吉捷郎訳)『デミアン』(岩波文庫、1959年)。

-----

他者とは自分自身であり、自分自身そのものも他者なのだなと妙に納得しながら、仕事をこなして帰宅の徒につくのですが、依然として土砂降り&雷鳴状態です。
この様子だと、(もう深夜ですが)夕立という季語よりも時雨という季語の相応しい時期なのでしょうか。8月20日以降、ゆっくりとそして深刻に東京では秋へと足を踏みいれています。

で……土砂降りの中を帰宅すると細君から、不吉な手紙が。
細君の妹……すなわち自分の義妹が、この夏から資格取得の研修のため、とある会計事務所へ研修に行っているのですが、そこで、なんと、宇治家参去が哲学を教えた短大生が会計事務で勤務しているとのこと。義妹さんが、「宇治家参去さんってどんな人?」っていう聞かなくてよい質問をしたらしいのだが、「いつもサスペンダーとかしたり、蝶タイした洒落た人だったですよ」との返答が帰ってきたとのこと。

以後、「サスペンダー」および「蝶タイ」は使用禁止とのこと。

「をゐ!」

それは学問とか、生活の本質とは関わりがないだろうに……。
嗜好性の問題なんですよ!

やるかたなしで、とっとと飲んで寝ます。

http://jp.youtube.com/watch?v=jBZNZ_A7QZk&feature=related

0002_r0010741 0003_r0010730

デミアン (岩波文庫) Book デミアン (岩波文庫)

著者:ヘルマン ヘッセ
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 思わず知らずハッとしてかけつける | トップページ | “聖なるもの”に眼がくらむ »

告白・独白・毒吐の日々」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Come Rain Or Come Shine:

« 思わず知らずハッとしてかけつける | トップページ | “聖なるもの”に眼がくらむ »