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「唯一性」を表象してくれる他者の帰還

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 政治的生にあって、人類がその作品から理解されることはまちがいない。交換可能な人間たちの、相互的な関係による人間性というわけである。人間たちを相互に置き換えることは本源的な不敬であって、ほかならない搾取が可能となるのもこの置き換えによってである。歴史--それは国家の歴史である--において人間存在は、そのさまざまな作品の総体としてあらわれる。人間は生きながらにして、相続されるべきじぶんの遺産なのである。正義とは表出をあらためて可能にすることにあり、表出にあっては、相互性を欠いたかたちで人格が唯一的なものとして現前する。正義とはことばを語ることの権利である。宗教のパースペクティヴが開かれるのは、おそらくここにおいてである。宗教は政治的生から遠ざかる。哲学もまた政治的な生へと必然的につうじるものではないのである。
    --レヴィナス(熊野純彦訳)『全体性と無限 (下)』(岩波文庫、2006年)。

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ようやく、こうした人格自身を自分自身に相対させてくれる「相互的な関係」である「唯一性」を表象してくれる他者としての存在者が東京へ戻ってくる。

その存在者とは誰か……。
いうまでもなく、自己自身に“他者の練習”をさせてくれる“細君”だ。そして“相互性を欠いたかたちで人格が唯一的なものとして現前する”立場から“正義”を語ってくれるのが頼もしいし、“宗教のパースベクティブ”を見事なまでに見せてくれるのが嬉しいところである。

今回は比較的事前準備をしていたので、あまり大クレーム(掃除をしてないとか)にならず、ホッとする。

息子さんの帰還はまだ先なので、筋肉痛になることもあるまい。

というような……やりとりを繰り返しながら、市井の職場へ出勤する。
月曜で一区切りをつけ、火曜から日曜まで休みをとり、大学での集中講義といいますかスクーリング授業です。
その欠勤分の仕込みをごつんと本日行う。
自分がいなくても仕事は多分まわるだろうと思うのだが、今回は中盤で棚卸しも絡んでいるので、綿密に作業指示書を作っておいた。
今日も例の如く体調が良くないので、体が甘いものを欲する。この夏3個目ですが、アイスを食ってしまう……自称・ナイスミドルとしては“俺って弱いなア~”などと思いつつアイスを食うが“旨かった”。
ちなみに先日一緒に飲んだ巨漢の方は、アイスを肴にビールを飲まれるという“大人物”であったが、その真似は出来なさそうである。

さていよいよ自分の授業である。
火曜・水曜と授業前の日程に休みを取ったので、仕込んで置かないと……という現実です。最高の授業ができるように全力で挑戦しなければならない。
そこを放棄すると教師として成立しなくなってしまうからだ。
そして授業……。
それが終わると次は論文の締めきりだ。
そして博論の中間報告も秋口にまっている。
課題は山積だが、ナーバスを吹き飛ばし、燃料たる酒を注入し、学生さんとの交流の中で元気をお互いにもらい、前進していこう。

とりあえず……明日昼過ぎに、アポがあるので、早く寝ないといけないのですが、飲んでいる宇治家参去でした!

何で飲んでいるのかって?
それは細君がビールを買ってきてくれたからですよ。

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著者:レヴィナス
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