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ビール瓶で額を割られたんですよ!! がはははは

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すでに体調は本調子ですが……、小咄をひとつ。

昨日、なんとなく微熱で出勤のため、念のため肩の血行部分と額に冷えピタを添付して仕事をしておりましたが、冷えぴたをそのまんま張ったままでやっちゃいますと接客業ですから、様々な不信感を抱かれてしまいますので、いつもの通り?包帯を巻いて仕事を行います。

そうすると……。

「宇治家参去さん、どうしたんですか?」
と年期の入った雀はさえずりますので、

「いゃ~あ、昨日、飲みに行って、色々あって、若い兄ちゃんと喧嘩して、ビール瓶で額を割られたんですよ!! がはははは」

……とやっちゃいますと、

「大丈夫ですか」

「いやいや、まだまだ若い者には負けませんよ。ぐうの音もでないぐらい、かましてやりましたですよ」

……と興に乗っちゃうと、本気にされるところが恐ろしいです。
※一昨日飲みには行っていますが、喧嘩なんかはいうまでもありませんがしておりませんが。

自分としては、知識関係の業種をやっているという感覚もないわけではなく、どちらかというと武闘派とは程遠いカテゴリーの人間だろうと自覚はしているのですが、そうやって話をすると、武人?理解されているところが、世の中の面白いところです。

自分が思い描いているようなオリジナルな自己とか、純粋な無垢な自己とか、そして自己だけでなく、思い描く文化とか文明というものは、所与のできあがったものとして実は存在しないのでは? などとふと思うことがあります。

あらゆる影響世界の関係との交流のなかで、関係的概念・対他的概念として構築されていくのが、自己とか……広く見た場合……文化とか文明という問題になると思うのですが、それがいったん、ある形として構築されてしまいますと、構築してくれた他と遮断してしまう方向に傾いてしまう傾向があるのが、人間世界の、そして歴史の常なのかな?などと感じてしまいます。

そうすると……いささか、不幸なんですよね。

対他関係なくして自存できるのは、作業架設上の概念としての「神」しかアリエナイはずなのですが、どこかでかんちがいしてしまい……、他者を遮断してしまう。

世の中に対する精神態度としては、吉川英治のいう「我以外皆我師」というあり方ではなく、むしろ「我以外皆我弟子」という態度で当たってしまうとでもいえばいいのでしょうか……。

そうしたところ、最近、生活のなかでも、そして生活と実は密接にリンクした世界の問題に関しても感じます。

その意味では、「知的な人」を一方的に自己主張するよりも、「武闘派」と見られる自己との対話のなかで、多様な自己自身を作り上げていく方が賢明なのかも知れません。

で……。
まだまだ、考える暇がないので、考えるヒントをひとつ。

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イランを読む③ イデオロギーと現実 西洋化疎外は「害」 元テヘラン市長 ゴラムホセイン・カルバスチ氏(55)

 --市長時代、至る所の壁に書かれた「米国に死を」のスローガンを消し、緑化を進めてミスター・フラワーと呼ばれました。
 ◆イラン・イラク戦争終結(88年)間もないころで、爆撃で破壊された年を再生し、市民に「生」の感覚を取り戻して欲しかった。メディアは改革派の私の「政治的意図」を深読みしたが、あらゆる落書きを消した。
 --今も旧米国大使館の壁など一部に「米国に死を」のスローガンは残っています。
 ◆体制が象徴的に残している。革命(79年)直後、「反米」は国民感情としてわき上がった国民的スローガンだった。米国は(53年のCIAによるモサデク政権転覆事件など)長くイランに政治介入してきたからだ。だが今は、他国に介入して独裁者を育てるような強引なやり方はしていない。だから国民の間には以前のような反米感情はない。
 --あなたは民主化を志向していますが、西欧型民主主義はイスラムの秩序を壊す可能性があります。
 ◆西洋には道徳的腐敗などさまざまな問題がある。一方、イランのように宗教の名の下で統治している国家は、権力の本質として独善的になりがちだ。改革派は「イスラム」からの逸脱を回避しつつ、可能な限り西欧型民主主義に近い社会の実現を目指している。
 --西洋による「文化侵略」という概念があります。
 ◆西洋文明は境位だから流入を阻止すべきだという主張と、西洋文明を受け入れて免疫力をつけるべきだという考え方がある。我々が選択すべきは、西洋文明の弊害を認識した上でそれを受け入れ、弊害をできるだけ少なくするしかない。西洋文明の流入を無理やり阻止する方が「害」は大きい。

 元テヘラン市長 ゴラムホセイン・カルバスチ氏(55) ニュース週刊誌シャフルバンデ・エルムズ(11月に発禁)社主。英ニューカッスル大で博士号(都市計画)。イスファハン州知事を経て90~99年、テヘラン市長。現職の98年、保革の政治闘争のなか、横領容疑で逮捕。

どう防ぐ「文化感染」

 革命直後、ネクタイ姿は西洋文化の象徴とされた。「西洋かぶれ」とみなされ、過激派の襲撃の対象にさえなった。テヘランの街角で今もネクタイ姿はまず見かけないが、ネクタイを締めて歩いても、警官にとがめられることはない。
 ネクタイは服飾店のショーウインドーには飾られていないが、店内では販売されている。冠婚葬祭で男性の身だしなみとして必携なのだ。30本のネクタイを持つ地神は「ネクタイから政治的意味合いはすっかり薄れた」と証言する。
 保守強硬派が「文化侵略」の阻止を目指すのに対し、改革派や一部保守穏健派は、西洋文明の良質の部分は取り入れ、理想のイスラム社会構築に活かすべきだと主張する。その根拠になっているのが、カルバスチ氏が指摘した「免疫論」だ。
 改革派のハタミ前大統領は「今の世界で思想や文化の伝播を制御することは不可能であり、阻止すること自体が無意味だ。国民は免疫力をつけて文化侵略に対する内面の抵抗力を鍛えるしかない」と強調した。ここでの外来文化は保守強硬派が言う「堕落した文化」を指すのだろう。
 ネクタイの例が示すように、時代は改革派が志向する方向に流れている。だが、一般庶民が「堕落した文化」にさらされた場合、免疫をつけるどころか、感染する可能性がある。「文化侵略」を巡るせめぎ合いは、体制の存続にもかかわる永遠のジレンマだろう。【テヘラン春日孝之、写真も】
    --『毎日新聞』2008年12月20日(土)付。

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