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仁に当りては師に譲らず

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子曰。当人不譲於師。

子曰く、仁に当りては師に譲らず。

子曰く、仁に進む道においては、先生より先に進んでも一向構わぬ。

    --「衛霊公第十五、414」、宮崎市定『現代語訳 論語』岩波書店、2000年。

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今朝は久し振り?に6時起きで大学へ出勤です。
勤務する短大の一般入試があり、午前午後と厳粛な空間にて試験監督に従事しました。

倍率は約8倍(併願があるので実質は6倍程度)!
少子高齢化が進み、大学淘汰が容赦なくはじまったこの時季において、これだけの受験生が集まるのは、まさに「アリエナイ」ことでございます。

同じ敷地の大学の方は、不況の影響もあってか、昨年比5%減(それでもすごいのですが)なのですが、短大の方は、昨年よりも受験者数が増加です。

少子高齢化の問題だけでなく、「女子短期大学」という「文化」時代が退潮傾向のなか、検討しているのではないかと思うのですが、それも創立者の尽力と、そこで学ぶ学生のひとりひとりの努力と奮闘があるからこそ、まさに「アリエナイ」ことが「アリエテシマウ」のだろうと思います。

ワタクシ個人としては、受験生皆合格させたいところですが、やはりそうもいかないところが辛いのでありますが、そうしたジレンマを忘れることなく、ひとりひとりの学生と向き合っていきたものでございます。

昨年は、まだ構内に雪が残っていたものですが、本年は、薄曇りながらも無風で、比較的穏やかな一日で、無事故で、事故者もだすことなく「無事終了」したことにまず安堵です。

さて……
試験はマークシートになるのですが、ぱらぱらめくってみると、「マークシートといっても実は大変で、トータルな判断材料になっている」と少々驚き。

マークシートというのはまさに「機械的」な「試験」の代名詞なのでしょうが、実はそこで要求されるのは、根底としてはまさに「学力」なのでしょうが、「限られた時間内」に「それなりの量の問題」を「処理する」現実的な力、人間力といってもよいかもしれませんが、そうしたトータルな力が要求されるのでは……などと実感です。

新学期、構内で顔を合わせる皆様方、どうぞ宜しくお願いします。

終了後--
「おちる人もいるだろうが、受験したということは生命に刻まれている。それだけもう短大生です」(趣意)との創立者から伝言と温かい飲み物の激励が差し入れられました。

いい大学で教鞭を執らせていただいていることを今更ながら実感したものです。

いずれにしましても、受験生のみなさん。お疲れさまでした。
そして本学を受験していただき、ありがとうございました。
四月には短大で待っています!

そして、最初に引用した『論語』のとおり、教員たちをぐんぐん「抜いていく」本物の「福徳ある」「知性の豊かな」女性リーダーに成長して欲しいものだと思う宇治家参去です。
だからこそ、自分自身の知性も人格も「これで完成だ!」などと安住してはならないのだろうと自覚しつつ……疲れました。

今日はチト早めに休みます。

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