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開学一期生からのレポート:人間は小宇宙ではなく、大宇宙-巨大宇宙である

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 人間は小宇宙ではなく、大宇宙-巨大宇宙である。なぜなら、他の一切の自然においては必然的に不完全であり、断片的であり、単に原始的であり、独立していない一切のものが、人間においては、少なくとも理念及び可能性からすれば、完成しており、成熟しており、自覚しているから。
    --ジンメル(清水幾太郎訳)『愛の断想 日々の断想』岩波文庫、1980年。

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どうも宇治家参去です。
先週中盤、レポートの山が送付されてきたのですが、今回は、毎日やっていこう!ということで1日何通ということでこつこつ見ていたお陰で、返却〆切まで10日近く残し添削完了しました。

で……。
久し振りに「感動」しました。

せせこましい世の中の瑣事に振り回され、「お前らなあ~」と思い悩みつつ、浴びる冷や酒の量が多くなり、結果として足も痛くなってしまう昨今ですが、今日は「お前らなあ~」ではなく、「いや~あ、人間というヤツ、まだまだ捨てたアもんじゃアねエなア」と思いつつ、乾杯でもしようかとおもうほど「感動」しました。

人間とは生命としては、他の本能のみで生きる動物より不完全ですから、理由が「お前らなあ~」という場合であっても、「いや~あ、人間というヤツ、まだまだ捨てたアもんじゃアねエなア」という場合であっても、飲み過ぎると足が痛くなってしまう訳ですが、今日は無礼講?でしょうか。

……って話がずれこみました。

ちょうど送られてきた最後のレポートをみていると、学籍番号の入学年度表記の部分が「76」……。

うぉぷっ!

……これってひょっとして、担当している大学の通信教育部が開設されたした年じゃないか!

感動しました。

通学部と違い通信教育の場合、入学者に対する卒業生の割合は、数%程度と一般的には言われてい、4年で卒業できる事例もこれまた稀であるわけですが、通信教育部開設時の入学とすれば、本年で在学33年目です。

途中で長期の休学とか種々あったのかも知れません。

しかし、「あきらめず」に学ぼうとする意欲と執念に関しては、「人間」として襟を糺して学ばざるを得ないよナ……レポートと向き合いつつそう思うことひとしきりです。

返却するコメント欄には、最後にRedのインクの万年筆で……宇治家参去の場合、書き込みはBlueBlackかRedBrownのインクを使用しますが……、ここばかりは「がんばって卒業してください!」と書き込んでしまいました。
※ちなみに俗に言う「達筆」という「判読不可能」な「難字」で恐縮です。

で……、
へんな言い方で恐縮で誤解を招きそうですが、「あきらめてしまう」ことって学問に限らず簡単なんですよね。

例えば、哲学的思索の重大問題における「人間とは何か」という探究に関して言ってみるならば、「人間なんてラ・ララ~」と「定義」づけてしまうことは簡単です。しかし、それはひとつの「あきらめ」であり「閉ざされた」思考・志向の硬直化に他なりません。

「あきらめず」に「奮闘する」姿……そこにこそ人間の人間らしさ、「小宇宙ではなく、大宇宙-巨大宇宙」たる所以があるのでしょう。

ときどき仕事をしながら……といっても学問で喰えないので、市井の仕事と併業しながら、「ぼちぼち、あきらめたほうがよいのか?」などと思うことの多く胃痛と痛風に悩まされる宇治家参去ですが、(ある程度時間を区切ってってことになりますが)挑戦できるうちに悔いのない挑戦はしておかないと!などと反省した次第です。

……ということで、その健闘に対して祝杯をあげないわけにはいかないでしょう!

梅雨~真夏はメタボな宇治家参去には難渋な季節でございますが、ビールが旨い季節でもございます。今日はチト奮発して、Suntoryの『プレミアム・モルツ』で「ワルプルギスの夜の夢」でございます。

しかし、よかったです。
今夕から豪雨でしたが、帰宅時は雨があがり、これはひとえに、日頃の行いがよろしきがゆえにそうなったのか……などとおもうわけですが、いかがでしょうか?

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