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「直接的な理念は生命である」わけなのですが……疲れがとれません!

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a 生命(Das Leben)
  二一六
 直接的な理念は生命である。ここでは概念は魂として肉体のうちに実現されている。魂は第一に肉体という外面的なものの、直接に自己へ関係している普遍性であるが、第二にはまた肉体の特殊化でもあって、そのために肉体は概念規定が肉体に即して表現する以外のいかなる区別をも表現していない。最後にそれは無限の否定性としての個である。すなわちそれは、独立の存立という仮象から主観性へ復帰させられた肉体の諸部分の弁証法であり、したがってあらゆる部分は、相互に一時的な手段であると同時に、一時的な目的でもある。かくして生命は、最初の特殊化であるとともに、最後には否定的な向自有する統一となり、弁証法的なものとしての肉体性のうちでただ自分自身とのみ連結する。--このように、生命は本質的に生命あるものであり、またその直接性にしたがって、生命ある個体である。有限性はここでは、理念が直接的であるために、魂と肉体とが分離しうるという規定を持っている。そしてこの分離の可能が、生命あるものの可死性をなしているのである。しかし魂と肉体という理念の二つの側面が異なった構成要素であるのは、生命あるものが死んでいるかぎりにおいてのみである。
    --ヘーゲル(松村一人訳)『小論理学(下)』岩波文庫、1978年。

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最近、目覚めがすこぶる最悪です。
いろんなことをこころみても疲れが取れませんので、大切にしているのは、①酒を呑むこと、②睡眠をとることと丁寧に取り組んでいるのですが、なかなか疲れがとれません。

どうしてなのだろうか……ふと頭を抱えつつ、ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel,1770-1831)を繙く宇治家参去です。
ヘーゲルの言葉に耳を傾けると理念としての生命という概念の叙述には頗る納得します。

が、魂と肉体という理念の二つの側面を厳密に峻別するところは、作業仮説としては理解できるものの、生きている実感としてはなかなか頷くことが出来ないのもまた事実です。

しかし、ヘーゲル本人などからいわせると、「いやいや、チミはまだ甘いよ、これが弁証法的に発展していくことで肉体と魂というふたつのテーゼは止揚されるんだからねえ」と説かれてしまうのかも知れません。

で……。
最近、細君が朝から用事が多く、そのまま放置プレイされてしまうことがあるのですが、「必殺・起こし人」の業務をこなしてくれます細君のかわりに、うちの十姉妹の「ぴーちゃん」が「必殺・起こし鳥」の役目を買っていてくれます。

そんな役目は買わなくてよいのですが、外出する少し前から、部屋のなかで、放鳥してくれるものですので、寝ている宇治家参去さんの顔に飛んできては、つんつく・つんつくしてくれますものですから、うわぁぁ~んという状況で起きざるを得ません。

起こしてくれるのが人間ではありませんので、裏拳にてその要請を却下してしまうこともできず、まさに小さな生命の叫びに、「おののき」ながら起きてしまいます。

……だから疲れがとれないのでしょうか?

このぴーちゃん、よく人間に絡んできてくれます。
起きてから数時間後、昼食後の運動?にと、細君がまた解き放ったわけですが、これがまたすこぶる愛想良く接近してくださり、……仕事になりません!

ぴーちゃん!
貴方は鳥という生命なのですが、人間という生命と勘違いしていらっしゃるのでしょうか!

と聞いてみましたが、マウスを操作する腕から離れてくれません。

……そもそも鳥と人間の生命の差異をくどくど論じようとしてしまう人間という生き物のもつ先入見を打破してくれているのでしょうか?

……だとするとありがたいのですが、本日は朝から定期試験!

たぶん、またぴーちゃんがありがたくも起こしてくれるのでしょうね……えええ。

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