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わが酒を われひとり酌むに 誰かわれを阻まん かくてわれ独自の思いにふける

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夏の夜
詩人

 日は沈みぬ
 されど西空はなおもかがやけり
 われは知りたり この金色の輝きの
 いかに長く続くかを
    --ゲーテ(小牧健夫訳)「酌人の巻」、『西東詩集』岩波文庫、1962年。

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今日もあっちくてあっちくて……仕事があるのであっちくても仕事へいかなくてはならず、帰ってきたら鯨飲してやろうと、軽度の二日酔いにもかかわらず、そのことをハナから決めていたのですが、問題は肴を何にするかというところです。

夕刻、市井の職場の屋上に上って、西空を見上げると、陽の沈んだあとの余韻がひびいており、バックミュージックは、日暮蝉の大合唱ですが、それがかえって「日の名残」の余韻を惜しむようで……この光景とBGMだけでも何杯もいけるなア~、冷房はないんだけれども外で楽しむことの出来るビヤガーデンにいきたいな~、と感慨に耽っておりました。

……って惚けていると、現実に強烈に引き戻す内線電話にて、妄想タイムが終了し、痛風を我慢しつつ、お仕事お仕事の一日でした。

起きたときはちょいとグロッキーでしたが、仕事で体を動かし、頭をつかうなかで、その違和感が適度に中和され、これから「盃」のひとときです。

本日は強烈に豆腐が食べたくなり……昨日も「掬い豆腐」食べたんですが……、また無性に所望しましたので、豆腐で闘おう!ということで? 冷や奴ばかりでは芸がないので、今回はすき焼き風肉豆腐にて戦いの開始です。

24時過ぎに帰宅して、それから料理して、サア酒呑むか……っていう器用さに我ながら驚くばかりですが、あつあつの肉豆腐がかえって、ビールと絶妙で、夏の疲れを癒すというものです。

ただしかし、この時間からこういうのをやるからこそ、持病が治らないのかもしれません。

しかし、このひとときが大切な時間なので、当分はがんばってしまいそうです。

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 ひとり坐りてあるに
 ここにまさるところあらんや
 わが酒を
 われひとり酌むに
 誰かわれを阻まん
 かくてわれ独自の思いにふける
    --ゲーテ、前掲書。

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