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残る賊どもは七人……?

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 残る賊どもは七人。
 これに、新たな龕灯のあかりをさしつけてきたのが二人。今度は、龕灯を仲間のうしろから出して、平蔵へさし向けているから、切り捨てることもならぬ。
 「石を投げつけろ!!」
 「死んでいる仲間のかたなをひろって、投げつけろ!!」
 賊どもが叫んだ。
 「もう、いかぬか……」
 国綱をかまえつつ、平蔵は、最後の突進をする覚悟を決めた。
 石が飛んで来た。
 脇差がひとつ、うなりをたてて、平蔵を襲った。
 これを叩き落したとき、右わきへ忍び寄って来た浪人が一人、
 「死ねい!!」
 必殺の一刀を、平蔵へたたきつけてきた。
 平蔵は、前へ飛びぬけ、左足を軸にして身をまわしつつ、二の太刀ををふりこんで来る相手へ組みつくかたちになり、
 「や!!」
 肩のちからで押しのけざま、飛びはなれ、辛うじて敵の胴をなぎはらった。そして平蔵は体勢を立て直す間がなかった。
 それへ、いっせいに賊どもが襲いかかった……いや、襲いかかって来ると感じ、それに対しての備えをうしなった自分に、平蔵が絶望をおぼえた。
 その瞬間であった。
 「わあっ……」
 どこかで、急に、人のどよめきがきこえた。
    --池波正太郎「血闘」、『鬼平犯科帳 4』文春文庫、2000年。

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抜本的に構成を考え直し、資料を組み替えてみたところ、ようやく光明がみえはじめてきました。

とりあえず、最初のプロットで一度しあげたところ……

「なんだかな~」

……という出来具合で、内容がわからなくはないのですが、散漫な印象が強く

「駄作だ」

……ということで、ばっさり、やり直し。

構成を根本的に組み替えなおしたところ、論点がはっきりとしはじめましたので、これでいってみようかと思います。

学生さんがレポートを作成する苦しみというのもこれと同じかもしれません。

とりあえず、40枚分の3枚は入力完了です。

新しい構成に従い、若干資料を入れ直しながら、再度調整していこうと思いますが……。
これから仕事です。

ちょと合間合間を見ながら内職するしかないですか……ねぇ。

昨夜の軽めのアルコール消毒のお陰で風邪はおちつきましたが、いつもぎりぎりまで手をつけない自分に辟易としてしまいます。

……が、不思議なモノですが、ぎりぎりになると、俄然闘志が燃え上がってくるという雰囲気がなんとなく心地よいと思うのはわたしひとりではないとは思います。

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