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「学者小安に安ずるなかれ」 田町、池袋界隈……のすたるじっくな一日

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 学問に入るらば大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ。学者小安に安ずるなかれ。粗衣粗食、寒暑を憚らず、米も搗(つ)くべし、薪も割るべし。学問は米を搗きながらも出来るものなり。人間の食物は西洋料理に限らず、麦飯を喰い味噌汁を啜り、もって文明の事を学ぶべきなり。
    --福沢諭吉『学問のすゝめ』岩波文庫、1978年。

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どうもひさしぶりに12時間睡眠をとってしまい、寝過ぎの所為でしょうか、背中が痛く、何をやっていのだろうかと落ち込む……よりも、マア、不可避的ですがゆっくりやすめたということで、背中の痛みはおまけとして甘受していこう……などと一人納得する宇治家参去です。

昨日は市井の職場がお休みでしたが、喫緊で自分自身の卒業証明書とか成績証明書が必要になったので、チト母校へ行って来ました。

午前中はちょいと学問の仕事をしてから、ひさしぶりに慶應義塾の三田キャンパスまで行って来ましたが……台風一過ですので怒・晴天でございます。

電車のなかは涼しかったのですが、5年ぶりに懐かしい田町駅を降りると……すっかりまわりの風景が変貌していたことには驚き……、第一京浜の路上から熱風が吹きすさぶという様で、体が溶け出す始末です。

昼飯とか宴会でお世話になった商店街……といってもほとんど飯やと飲み屋……をぬけ、正門に向かうと、工事中……。

……ということで迂回路をたどり、図書館横に出てから、まずは一服です。

基本的に禁煙となっており……いまの時分はどこの大学もそうですが……、大銀杏を眺望する第一校舎脇の喫煙スポットにて一服です。

もと島原藩中屋敷跡地の小高い丘にキャンパスがあります。
緑も多い所為でしょうか……、周囲よりは2-3度は快適なようで、汗を拭ってから、窓口にて手続きをしてから、卒業後に建てられた新しい校舎なんかをちょいと見学してから……去ることを惜しみつつ、駅へ向かいました。

思えば、三田キャンパスには、都合6年間お世話になりました。
ほとんど勉強はしなかった……という苦い?楽しい思い出のおかげで1年ほど留年しておりますし、マア「“一留”の人間は“一流”の人間」と無聊を慰めた次第ですが、学問の基本の“き”と人間の基本の“き”は、ここでみっちりと仕込まれたことは否定できません。

生きている現実生活世界のなかで、書物と向かいあい、そして活字と現実世界を応答させながら、「独立自尊」「自我作古」をなしていく……そういう学問のスタイルということを学んだかなと思います。

ともあれ、一緒に苦闘した懐かしい顔ぶれと共に探訪してから、慶応通り振興会商店街の飲み屋にていっぺえやりたいところです。

ゆっくりしたかったところですが、次は立教の池袋キャンパスまで行かねばなりませんので、これ以上“のすたるじじい”に浸っておりますと、窓口の受付時間が終わってしまう……ということで再び山手線へ乗り、池袋へ向かいました。

しかし、何か忘れて入るんだよなあ~と思いつつ、外は異常に暑くて、再度溶けた次第です。

池袋で降り、地下街を抜けると、炎天下へと再度放りだされましたが、今年もちょくちょく来ておりましたので、難なく窓口をみつけると手続き完了です。

で!
思い出しました!

立教の事業部にてまた100円ライターを購入したのですが、慶應で買うのは忘れてい、しまった!と思いましたが、またそのうちということにして……。

それよりも、小腹が空いておりました。

最初は三田の「ラーメン二郎」にて懐かしい味わいをと考えておりました。
三田キャンパスといえば「ラーメン二郎」です。

あついなかで熱いラーメンというのも……しかし汗を拭いながらふうふうやるのが実にウマイのですが……そこまで体力がありませんでした。
ですから池袋のどこかで……と思っておりましたが、すでに駅構内に入っておりましたので、立ち食い蕎麦やにて、「冷やしサラダ蕎麦(蒸し鶏のせ)」を頂き、空腹感を充たしましたが、これが驚くほどさっぱりとしていながら、蕎麦の自己主張がかき消えていなく、「駅蕎麦」侮り難しとはこのことです。

さて……
「今日はもう用事もない!」

……ということですので、同じく池袋駅構内の御用達のロンドン・パブにて、「バス・ペール・エール」(1pint)×2を怪飲です!

いやぁ、旨かった!

つまみは、ゴーヤチップスで、要はにがうりの素揚げ(ちょいと薄いコロモで)なのですが、このほんのりとした苦味が、暑さの疲れを癒し、エール・ビールが潤いを取り戻すという次第です。

……しかし、いつも飲んでいるなアと思わざるを得ませんが、ときどきこうした契機が必要では無かろうかと思われて他なりません。

……ということで?
帰宅してシャワーを浴びてから、今度は、家族とささやかな慰労会です。

今年の夏はよくがんばった!

わけですので、寿司やにて乾杯してきました!

秋といえば「すずき」

ちょうど香川県産のすずきがお薦めで入っておりましたので、そのへんからはじめ、初物の秋刀魚が絶品で、こってりとした脂と薬味がなんともいえませんでした。

早い時間に乾杯しましたので、給仕の若いお姉ちゃんがまだ出勤しておらず、板場のお兄さんに、先ずは「一ノ蔵(無鑑査)」をお願いすると、

「なみなみ」と注いでくれたことに感謝です。

あと来たお姉ちゃんに「澤野井」をお願いすると、

「なみなみ」……とはいかず、まあ最初が“なみなみ”!でしたので、ありがたく受け、最後は、山かけ鮪にて締めてきました。

帰宅するとそのままダウン。
よって12時間昏睡状態に入ってしまったわけです。

ともあれ……。
日中、青春行路を確認し、夕刻から疲労を取るための慰労会もやりました。

また今日からがんばっていきましょう!

「学者小安に安ずるなかれ」

福澤諭吉(1835-1901)の言葉を励ましにうけつつ、仕事にとりかかります。

……ということで、以下は写真日記。

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三田キャンパスの大銀杏は実に懐かしい思い出がいっぱいです。
書けないこと?も多数ありますが、青春の一コマを象徴する大銀杏です。

卒業後に竣工された東館を抜けてから、池袋へ。

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郊外のキャンパスというのものびのびとしててそれはそれでいいのですが、長く都心のキャンパスでお世話になっておりました。

学部・大学院合わせると都合16年!……まさに“家が建つ”といわれる授業料および生活費を支出してくださった両親に感謝しつつ……

ビルに囲まれた都心のオアシスといってよいでしょう。楼閣群のなかに、ぽっかりと緑があり、潤いを提示しているのが都心部のキャンパスの魅力かもしれません。
休憩中のサラリーマンやOLのお姉さんを見かけることも多く、こうした環境も大切だなあ~などと思いつつ……

サラダ蕎麦は思った以上にクリティカルヒットで、
好例のバス・ペール・エールはいつ頂いてもかわらぬおいしさです。

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帰宅してから慰労会。
すずきはもうすこしたってから頂いた方がうまいのですが(落ちすずき)、秋を彩る風物詩としては欠かすことのできない一品です。

すでにバス・ペール・エールを2杯ほど頂いておりましたので、ビールはあまりやらずに、日本酒中心で攻めました。

……おかげで帰宅すると爆睡です。

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