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モンテーニュは、いつ読んでも、男らしくていいねえ。

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財産の貧乏を治すことはやさしいが、精神の貧乏を治すことはできない。
    --モンテーニュ(原二郎訳)『エセー (六)』岩波文庫、1991年。

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やっぱり、「モンテーニュは、いつ読んでも、男らしくていいねえ」。

池波先生(池波正太郎、1923-1990)曰く……

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 夜半、書庫から〔モンテーニュ随想録〕を二冊ほど出してきて、久しぶりに読む。その中の〔鍛錬について〕の章で、モンテーニュは、こういっている。

……睡眠は死に似ているから、自分の睡眠をよく観察せよと教えるのも、決して道理のないことではない。(中略)ひょっとすると、我々から、あらゆる行動とあらゆる感覚をうばう睡眠という働きは、いかにも無用な、また自然に反したことのように思われるかも知れないが、実はこれによって、始めて自然が我々を生と死の両方のために作ったことを教えられるのである。(関根秀雄訳)

モンテーニュは、いつ読んでも、男らしくていいねえ。
    --池波正太郎『池波正太郎の銀座日記〔全〕』新潮文庫、平成三年。

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じつに、「男らしくていいねえ」です。

時間がないにも拘わらず、16世紀フランスを代表するモラリスト・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne,1533-1592)の『エセー Essais(随想録)』を繙く宇治家参去です。

先月は、月末締めの原稿に締め切り直前まであたふたしましたが、実は、土曜日が締め切りの別の報告書がありまして……また、おなじようにあたふたしております。

なんとかはなりそうなのですが、その性癖が治りません。

まさにモンテーニュが語る通り、「財産の貧乏を治すことはやさしいが、精神の貧乏を治すことはできない」のかもしれませんが、財産の貧乏を治すことも、「やさしい」わけではなく、至極難しいのでは……と思うのですが……。

とりあえず、本日は、「赤い彗星」ならぬ「赤い憎い奴」で沈没です。

ヱビス(SAPPORO)の秋期限定プレミアムビールの「琥珀ヱビス」ですが、何気にこれがヱビスシリーズでは一番好きかもしれません。

この「赤い憎い奴」を飲みますと、まさにほかのモビルスーツよりも3倍速く動きますので、原稿も3倍速く執筆することができますので、いつもより3倍多く飲んで寝ます。

さて……。
昨日は台風一過、例の如く市井の仕事でしたが、台風のおかげで空が澄み渡り、夕刻、職場の屋上へ上がると、遠く富士が遠望できました。

なんだか、心が洗われます。

帰り際には、遅い夏休みでアメリカへ行っていた同僚から煙草のプレゼント!
ただ、メンソールではないのが玉に瑕ですが、ぼちぼちいただいてみましょう。

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