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「君の自己定立に対する君の注目を注目せよ」

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 思弁のより高き立脚地へ吾々は移る。
 一、君を思惟せよ、そして如何に君がそれを為すかを注目せよ、これが私の第一の要求であつた。注目を君はしなければならなかつた、私を理解する為めには(何となれば私は君自身の内にのみ在り得た或るものに就て語つたのであるから)、また私が君に云つたことを君自身の経験に於て真として見出す為めには。上の作用に於ける吾々自身へのこの注意(Aufmerksamkeit)は吾々両者に共通の主観的なるもの(das Subjektive)である。君自身を思惟することに於ける君の操作は、それは私に於ても亦何等他のものではなかつたが、それが君が注意をそこへ向けた当のものであつた。それが吾々の研究の対象であり、吾々両者に共通の客観的なるもの(das Objektive)であつた。
 今や併し私は君に云ふ。君の自己定立に対する君の注目を注目せよ、君自身を注目する為めに今し方為された研究に於て君が自身で為したことを及び如何に君がこのことを為したかを注目せよ。今迄は主観的なるものであつたそのものを今吾々が始める新しき研究の客観となせ。
    --フィヒテ(木村素衛訳)『全知識学の基礎(上巻)』岩波文庫、1949年。

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どうも宇治家参去です。
昨日は論文指導をうけてき、そのまま用事があり、おわると21時過ぎで、それから、サア、本日伺ってポイントを整理するか!

……とおもっている矢先、どうしても拒否することのできない恩人?から「飲みに来ませんか?」とのオファーがあり、「どうしても拒否することのできない」要件ですので、荷物を片づけてから、飲みに行った次第です。

「宇治家参去さんは、やっぱり日本酒でしょう」

「そうですねえ」

……ということで、のっけから冷や酒をはじめ、本当は最初にどうしてもやはり「ビール」ではじめたかったのですが、のっけから冷や酒(純米吟醸・八海山)をたてつづけにのんでしまい、気が付くと四合瓶がからっぽ……というやつで。

なにやってんだか……と思いつつ、ごちそうになった次第です。

……ということで、やはりビールが飲みたかった!ので、帰宅してから、ビールを飲んだのがよくなかったのもしれません(でも美味しかったわけですが)。

ちょいとなにかがのこっているようなのですが、昨日、整理できなかったところを本日、とりいそぎ手をいれてみようかと思います。

いくら日本酒が好きとはいえ、やはり最初はビールではじめたい……そう実感したひとときです。

「最初はやっぱりビールで……」

……とはじめるべきでした。

自分自身の注目に対して「注目」しなかったのが快飲の原因かもしれません。

フィヒテ(Johann Gottlieb Fichte, 1762-1814)の訓戒「君の自己定立に対する君の注目を注目せよ」を忘れないようにしたいものです。

ビールに注目する注目を注目しないとやっぱりはじまりませんですね。

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