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「哲学者というものは自分の語ることを実行しない」わけでもない……

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 「哲学者というものは自分の語ることを実行しない」と言う。だが、哲学者たちは自分の語ることを、また彼らの立派な心に期待することを、沢山に実行している。もちろん、言った言葉どおりに、いつも行うことができれば、彼らとしてもこれ以上の幸福があろうか。とにかく、立派な言葉を軽んじ、立派な考えに満ちた精神を軽んずる法はない。有益な研究というものは、たとえその成果を見なくても、それに従事することが賞賛に値するのである。険しい山道を攀じ登りながら、山頂に達しないことがあっても、なんら不思議はない。君がいっぱしの男ならば、大きな業に励んでいる人たちを、たとえ、彼らが倒れるとも、賞賛すべきである。むしろ立派なことは、自分の普通の力をでなく、自分の本性の力を顧みることに努め、高遠なるものを得んと志し、また、勇猛心を備えた人でも実現できないほどの大業を、心に期することである。
    --セネカ(茂手木元蔵訳)「幸福な人生について」、『人生の短さについて 他二篇』岩波文庫、1980年。

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仕事……学問の仕事でもそうですし、市井の仕事でもそうなのですが……頭にくることも多々あり、社会情勢に関しても頭にくることが多々あり、「頭にくる」ことで押し潰されそうにもなることが多く、取り組んでいる課題に対して、「もう、このへんが潮時か」……などともう一人の自分の声が聞こえてきそうなこともなくはないのですが、そうしたひとときに、セネカ(Lucius Annaeus Seneca,c. 4 BC-AD 65)の言葉に接してしまいますと、なんだか、励まされてしまうといいますか、黙々と道を歩む中にこそ、偉大な営み……ここでいう偉大というのは有名になるとかそうしたチンケな意味ではもちろんありませんが……があるのだろう、……そう痛感されて他なりません。

……ということで?

静岡の銘酒「花の舞」(花の舞酒造株式会社)が、リーズナブルでウマイよ!……っていう話を聴いておりましたが、自家用として購入するに至らず、飲み屋でときどき勝負していたのですが、昨日ようやく手に入れた次第です。

所用で?酒屋に立ち寄った際、ウィスキーがきれておりましたので、最初は、シングルモルト(アイラモルト)の、BOWMORE(ボウモア)の12年ものでも買おうと思ったのですが、日本酒コーナーを覗いてみると、「花の舞」の「冷やおろし」(本醸造)と「超辛口」(純米酒)の1升瓶が2000円を切っている価格で列んでおりましたものですから……、

「冷やおろし」も捨てがたいと思いつつ……、

やはり「純米酒」でしょ!

……ということで、ウィスキーを買うことをやめ、「花の舞 超辛口 純米酒」を買ってしまった次第です。

吟醸酒の「花ラベル」とかはやったことがあるのですが、「超辛口」は初めてでしたが……、、、

辛口なのですが、味わいが「濃厚」でして、、、

「なんぢゃこりゃああ」

……などと嬉しい悲鳴を上げてしまった次第です。

さきほどからずんやりとやっておりますが、すでに半分カラッポとなる始末でして……。

コストパフォーマンス的には、嬉しい「難あり」……というところでしょうか。

いずれにしましても、この味わいをひとつの肥やしとしながら、起きてからまた、黙々と道を歩みしかありません。

ただ……これはよく細君からもいわれますが、「哲学者というものは自分の語ることを実行しない」……そうなのですが、そうでもないとは思うわけですが・・・。

静岡の銘酒「花の舞」をなんどもやろうやろうと思って「実行しなかった」わけですが、ようやく「実行できた」という意味では、「自分の語ることを実行した」ことにはなるはずですから・・・。

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