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自然に従えというのが健康法の公理である

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 自然に従えというのが健康法の公理である。必要なのは、この言葉の意味を形而上学的な深みにおいて理解することである。さしあたりこの自然は一般的なものでなくて個別的なもの、また自己形成的なものである。自然に従うというのは自然を模倣するということである。--模倣の思想は近代的な発明の思想といは異なっている。--その利益は、無用の不安を除いて安心を与えるという道徳的効果にある。
    --三木清「健康について」、『人生論ノート』新潮文庫、昭和六十年。

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哲学者・三木清(1897-1945)がいうとおり、「自然に従えというのが健康法の公理」でありますので、外で飲みてえ・・・という「魂の叫び」という「自然に従え」といふことで、昨日は、先週の結婚記念日の祝もかねて、行ってしまいました。

最初は、この時分になりますと、「鍋」がうまいので、その手の店へいこうと思っておりましたが、息子殿に訊くと・・・

「寿司がいい」

・・・といふので、これも息子殿の魂の「自然に従え」というのが道理ですので、宇治家参去一家御用達のまわる鮨やさん「魚屋路」へ逝った次第です。

ちょうど、翌日からが「青森・大間の天然本まぐろ」の入荷予定日でしたので、その日は遠慮したかったのですが、「いくいく」とウルサイので逝ったわけですが、久し振りに魚を楽しませて頂きました。

先ずは、軽くプレミアムモルツを水代わりに流し込み、

板長お薦めの三貫握り(鯛・かんぱち・平目)で、戦いの狼煙をあげました。

ビールをもう一杯頼んでから、アボガドが大好物ですので、アボガドネギとろ握りをやりはじめると、あたまのなかでは「軍艦マーチ」響きだし、決戦準備はOKです。

……ということで、米飯も3日ぶりでしたので、なかなか箸がすすむという具合で、、、食べ過ぎた次第です。

しかしながら、それは「自然に従えというのが健康法の公理」であるゆえに、致し方なく、ぼってんぼってんふくらんだ(はじめから?)腹を撫でてやるので精一杯という状況です。

ただし、この言葉の意味に対しては、「形而上学的な深みにおいて理解」することも同時に必要不可欠なわけですが、てんこ盛りの、純米大吟醸の腰の寒中梅やら、澤乃井の大辛口などをがっぷがっぷ飲んだわけですので、その考察は後日になってしまいそうです。

ただ、この鮨やさんに来ると、回転するお店ですが、握って出してくれる奴は、それなりに……否、それなり以上に上等な一品が多く、普段よりもすすんでしまうので致し方ありません。

その意味では、前回に訪問したのと同じ状況……食べ過ぎ……という悪循環になってしまうわけですが、「自然に従う」結果、前回と同じ状況を「模倣」したという意味では、「その利益は、無用の不安を除いて安心を与えるという道徳的効果にある」ことは否定できません。

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……ということで?

大間の天然本まぐろには出会えませんでしたが、久し振りに生まぐろの大トロを頂戴しましたが、これが、これがなかなかどうして。奥地……失礼、お口の中で噛まずにとろけるという次第です。

細君はぼたん海老を頂戴しておりましたが、宇治家参去は、海老がNGですので、定番の八幡鯛を頂きましたが、さっぱりとしている身にしっかりとした味わいにいつも驚かされる次第です。

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いつも握りで穴子を頂きますが、たまには……ということで、特大穴子を握って貰いましたが、お米が見えません。これで376円ですから、ありえません。

光りものやなにやらを休憩をいれながらやっていると、息子殿が注文していた天ぷらの盛り合わせが届きましたが、息子殿はすでに満腹のご様子にて、その解体処理を任されましたが、このタイミングになってきますと、けっこうキツイですが・・・、揚げたてはやはりうまいものでして・・・、再度ビールを注文して格闘戦という状況です。

さあ、帰るぞって腰を上げると、運悪く、「鯛の解体ショー」がはじまっちまい、息子殿が……本人が食べるわけではないのですが……「一枚」注文の挙手をしてしまい、最後の戦いとなってしまいました。この時分には既に「軍艦マーチ」というより「海ゆかば」が脳内をループするという始末です。

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いやはや、「自然に従えというのが健康法の公理である」とは大変な「戦い」です。

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