そこは〔雪国〕であった
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「それは……
文筆家・嶋村が、再び〔湯沢温泉〕を訪れるための汽車の旅であったが、〔国境〕の長いトンネルを抜けると、
(あっという間に……)
そこは〔雪国〕であった。」
と……
いうわけだ。(つい、やってしまった)
池波さんの文章は、どこで、たまたま、どんな切れはしを目にしてもそれとわかる。著者名が欠け落ちていたところで、まるで、〔池波正太郎〕という大きなハンコが、ひとつひとつの文章にべタリとおしてあるように、一目瞭然である。
--中島梓「解説」、池波正太郎『鬼平犯科帳 (七) 』文春文庫、2000年。
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7時過ぎに起きて、ホテルの10Fの窓から外を見やると……
そこは〔雪国〕でした。
東京より位置的には南に位置するハズの愛知県・名古屋市ですが、どうやら雪模様。
本冬の初雪でしょうか。
ちょいと寒いし、傘もありませんが、本日より二日間授業です。
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