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ぼくはしんそこ嬉しく坐っていた

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酌人の巻
Saki Nameh

そうだ ぼくも酒場に坐っていた
ぼくにもほかの人同様酒があてがわれた
連中は喋ったり わめいたり 今日のことで言い争ったりしたが
その日の様子で笑うのもあれば 泣くのもある
だが ぼくはしんそこ嬉しく坐っていた
最愛の人のことをぼくは思った--
そのひとがどんなに愛してくれるか などと
それはぼくには分からない だがどうしてぼくの胸の切ないことか
ぼくは彼女を愛する 忠実に一人の女に自分を捧げ
奴僕のように寄りすがる胸があるが、そんな胸として現に存在している
そのようないっさいを記して余さなかった羊皮紙はどこに 鉄筆はどこにあったろう--
だが この通りだった 事実この通りだったのだ
    --ゲーテ(小牧健夫訳)「酌人の巻」、『西東詩集』、1962年。

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不思議なものですが、真剣になれるのが酒を飲んでいるときと、教壇に立っているときです。

初日の講義がスタートしましたが、二日間決めた道を歩むのみ……。

そういうところでしょうか。

真剣に授業に取り組んで参ります。

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