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【ご案内】1/23-24:地方スクーリング,A1期関西(大阪) 『倫理学』

01_img_0965 【ご案内】1/23-24:地方スクーリング,A1期関西(大阪) 『倫理学』

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 倫理学というと、なにか難しいものだと考えている人が多いようです。その理由はいくつか考えられますが、一つには、倫理の内容がはっきりイメージできないということがあるかもしれません。それは、現代使われている「倫理」という言葉が、たとえば政治倫理とか環境倫理とか、あるいは医療倫理といったぐあいに、たいへん多様な使われかたをしているということに原因があるのかもしれません。
 また、これは上に述べたことと矛盾するようですが、「倫理」や「道徳」という言葉に、ある固定したイメージを感じるという人もいると思います。なにか、かたい窮屈な感じのイメージです。倫理・道徳というと、「~すべし」「~するべき」という命令的な表現を思いうかべるかもしれません。これが窮屈なイメージをつくるのでしょう。また、とくに古い道徳観には、封建的なイメージがつきまとっています。
 しかし、学問はイメージとはちがいます。「倫理学」は「倫理とはなにか」を根本的に問い直す学問です。おそらく本書を読み進まれるうちに、既成のイメージとは違ったなにかを発見されるのではないでしょうか。倫理という言葉は、もともと「人間のありかた」という意味の言葉です。つまり、この世界のすべての事象を、人間のありかたとしてとらえてみようという観点に立ちます。私たちにもっとも身近な学問としての人間が、それが倫理学だということができます。
 そして大切なことは、この身近なものごとのうちに価値を見いだし、さらに価値を創造していくということです。それは同時に、私たちの生や生活を充実させていくということにほかなりません。本書の副題が「価値創造の人間学」となっているのは、そうした理由からです。
    --石神豊『倫理学 価値創造の人間学』創価大学通信教育部、平成15年。

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のっけから、教材の引用ですいません。
例の如く、アカデミズムの荒野をさまよう宇治家参去で御座います。
表題のとおり、来週末より、大阪市で開催される地方スクーリングにて「倫理学」を講じてきます。

すこし告知が早いですが……理由があるんです。

細君と昼間話しておりますと、、、

「再来週、大阪へいくんだけど、」

……と切り出したところ、

「再来週ぢゃなくて、来週でしょう」

……といわれ、ハッとした次第です。
念のため確認したところ、自分の方が日程を勘違いしていたことが発覚し、そのことに驚く次第です。

さて……
例の如く定型文のような内容ですが……

受講される学生さん方がいらっしゃいましたら、どうぞ宜しくお願いします。

で……。

できれば……といいますか、学生さん方へのお願いです。

できれば……序論だけでも結構です。必ず読んできて欲しいと思います。

忙しいとは思いますが、目を通さずに、授業に望まれてしまうと、これはきわめて“モッタイナイ”状態です。

是非、宜しくどうぞお願いします。

さて……。
さすが大阪ですね。今回は受講者49名です。
先日、受講者数の連絡を大学より頂きましたが、「倫理学」と一緒に開催される科目が他にもあるのですが、「倫理学」が履修者数No.1です。

わ~い、ぱちぱちぱち。

もともとマイナーでとっつきにくい科目という印象の否めない科目にもかかわらず、この快挙?には驚く次第で、自分自身もこれまでのスクーリング以上に最高の講義を目指して頑張る所存ですので、ぜひ、履修される方はよろしくおねがいします。

地方都市でやる講義にしては多い人数です。
ですけど人数に関わりなく、お互いに気の抜けない過酷な(?)ロードレースであることは間違いありません。

。こちらも万端の準備と仕込みで乗り込んでいきますのでどうぞ、よろしくお願いします。

大阪での講義は今回で2回目です(初回は2008年1月)。
最初の印象は、とにかく「濃かった」というものです。
参加者は関西圏のひとがほとんどになりますが、良い意味で「濃かった」と思います。その「濃かった」というのは、自分も履修者も授業を授業を「やっていて」そして「うけていて」……「楽しかった」という思い出があります。

今回もさらなる「金の思い出」ができるのではないだろうかと思う次第です。

さて……。

ここからが重要(?)

スクーリングへ行きますと、家人のためにお土産を買わざるをえませんが、大阪の場合は何がよろしいのでしょうか??

1時間ならんでとか、どこそこそのナニとかというのではなく、平たく言えば、新大阪駅でゲットできる範囲での「間違いのない」“銘菓”(菓子にはかぎりません)があれば皆さんぜひ教えて下さいまし!!

なぜって?

「この身近なものごとのうちに価値を見いだし、さらに価値を創造していくということです。それは同時に、私たちの生や生活を充実させていくということ」にほかならない学問こそ倫理学だからです。

ただしこれは恐らく大阪ネイティヴにとっては、実に難問かもしれません。
宇治家参去自身、東京に20年近く住みながら、「駅でゲットできる銘菓とは何ぞや」と問われると即答することが不可能です。

その意味では、まさに「身近なものごとのうちに価値を見いだし、さらに価値を創造していくということ」を“忘れている”のが実情かも知れません。

まさに「灯台もと暗し」という難問です。

しかし足下に光をともさない限り、生活に彩りと希望を見出すことは不可能ですので、ぜひこの難問への挑戦者を……求む!

……というオチでいかがでしょうか???

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