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絶対に風邪と花粉症にかからぬ妙法、御存知の方はありませんか。

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風邪除けマスク
 声楽家の岡村喬さんがある新聞に書いておられたが、冬になると氏は外出の時、マスクをされるという。
 私もそうだ。氏と同じように私も風邪をひいているからマスクをするのではなく、他人の咳から身を守るためにマスクをするのである。
 咳をする時、口に手をあてない人が電車のなかでも歩道でもたくさんいる。
 声帯を大事にしなければならぬ声楽家には咳の飛沫をうけるのは大敵だ。声が枯れては歌えなくなるからである。私は岡村氏がマスクをして外に出る気持ちがよくわかる。
 私は声楽家ではないが、むかし胸の手術をしたので風邪をひくと人一倍くるしい。だから冬になるとこわいのは咳する人がそばにいることである。
 だから失礼だとは思うけれど雑踏のなかを歩く時はマスクをする。
 「おや、風邪ですか」
 と知っている人にたずねられる。
 「いや、風邪にかかりたくないからです」
 というと相手は笑う。
 「そんなマスクで風邪のヴィールスは防げませんよ」
 そんなことは承知している。承知しているがやっぱり気休めにマスクをしているのだ。
 この間、映画館に行った。
 近頃めずらしく満員だった。ところがうしろの咳の客がしきりに咳をする。首に唾があたった。これは困る。と言って「手を口にあてて咳をしてください」というのも失礼だから席をたって立見をしなければならなかった。
 もうひとつ。
 よく停止信号の時、車をとめて運転席から唾を吐く人がいる。
 あれもイヤだ。もしその人が風邪をひいているとすれば、ヴィールスが風邪にのって四方八方に飛ぶだろう。車内にティッシュをおき、そんな時、始末をすればいいのに、と思う。
 お医者さまは何とおっしゃるかわからぬが、風邪は寒さでひくのではない、ヴィールスで伝染するのだ。
 今年のはじめ、急にお腹が痛くなり、それが五、六日もつづいた。胃薬をのんでもよくならない。しかも何となく体がだるい。しかし熱は出ない。
 「風邪ですよ」
 友人のお医者さまに教えられた。
 「今年の風邪はお腹にきます」
 それが治ってから一ヶ月たって、今度は首と肩とが強烈にこり、軽い頭痛までしてきた。
 「風邪ですよ」
 と友人のお医者さまがまた言った。
 「今年の風邪は首や肩がこるんです」
 この風邪はいったい何処から伝染したのだろう。
 そうか。渋谷を歩いていたら横を通りすぎた学生らしい青年が口に手をあてず大きな咳をしたっけ。あの時じゃないのか。学生なら二日ぐらいで治るが、私のような年齢(とし)のものは何日も頭痛に苦しまねばならない。
 あの時、彼が他人の迷惑を考えて、一寸でも口を手で覆ってくれたら、と恨めしい気持ちである。
 といっても熱がないから私は外出もせねばならぬ。仕事もつづけねばならぬ。
 冬になると風邪がこわい。夏に日光浴をしたり、イソジンでうがいをするのだが、あんまり効果がない。
 絶対に風邪にかからぬ妙法、御存知の方はありませんか。
    --遠藤周作「風邪除けマスク」、『変わるものと変わらぬもの』文春文庫、1993年。

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東京へ戻ってから、大阪出張での疲れの為とおもっていたけだるさと体調の悪さでしたが、未だに治らず、症状をよくよく見当したところ、どうやら風邪になったようでございます。

基本的には慢性的な風邪のような状況です。
外見とは裏腹に、一年のうち四/五ほどは体調がよくない虚弱体質もやしっ子の宇治家参去です。

ですから逆に言えば、それでもなお(denn noch)体調の悪さを自覚するというときは、虚弱に由来するそれではなく、風邪なり何なり、ちょいと一段階ほど悪化したということになります。

まあ、こんなものは、卵抜きの卵酒でもカァっと呷って二-三日も過ごせば、元の状態に戻るので、たいしたことは無いのです。ただ本当は卵抜きではない方が治りが早いのでしょうが、それはそれとおき、まったりしながら治していこうかと思うところです。

さて……。
作家の遠藤周作(1923-1996)氏ではありませんが、宇治家参去もマスクを常用しております。

もともと喘息もちですから、風邪にかかわらず仕事中に咳払いをするのがイヤですので、マスクを常用せざるを得ずイタシカタナイのですが、風邪をひくと今度は寝ているときも「マスクをしろ」と家人に、とやかくいわれる段になるとそれはそれで困ります。

「そんなマスクで風邪のヴィールスは防げませんよ」
などと遠藤氏の知人のように切り返すわけですが、家人どもは、

「そんなことは承知している。承知しているがやっぱり気休めにマスクをしろ」と切り返してくる始末です。

寝ているときに自然と出てくる咳を空中へ飛沫させるな!ということでしょうか。

さて、もうひとつ。
大阪で殆ど寝ず、寝不足でした。
寝不足になると、御存知の通り、目がしょぼしょぼしてきます。しょぼしょぼが行き過ぎると頭が痛くなると同時に、一種顔面神経痛のような症状まで現れてきます。

すこし余分に寝ようと心がけたのですが……こちらもおさまらず。

どうやら、花粉症がはじまったようです。
それもそうですよね。なにしろ室内で栽培しているヒヤシンスも大きく花を開き始めた季節になりましたから・・・。

ただし状況としては、点眼しても、おさまらず……。
こちらは病院にでもいくしかなさそうです。
鼻の調子も悪うございますから。

風邪の方はどうでもいいんですが、花粉症はたまりません。
これから数ヶ月、苦難の涙の谷を歩み続けるほかありません。

……ということで??

大阪土産?の日本酒を昨日は早速やりました。
頂きものの「呉春」はお供えしたままですので、昨夜手をつけたのは新大阪のキヨスクで買い求めた一品です。

『純米吟醸 貴仙寿 吉兆』(奈良豊澤酒造/奈良県)

吟醸酒特有のほのかな香りが上品なのですが、コクと膨らみのある味わいが風邪をうまく退治しつつあるようです。

新幹線のなかで飲もうと思い、二本ほど購入し、一本は手を付けずに持ち帰ったのでやった次第です。

280円のカップ酒ですが、味わいのある一品でした。

そして味わいがあるのは酒そのものだけではありません。

カップそのものにも味わいがあるという奴です。

昨年のボジョレーではペットボトルのボジョレーが話題になりましたが、このカップ酒もガラスを使わずに、ペットボトルの素材です。

はじめてのペットボトルのカップ酒ですが、移動中の車中で手軽にやるにはペット素材の方がベストかもしれません。

くにゃくにゃってなるのがなんとなくスリリングですけど、落としてわれる心配もありませんから。

ただし!

中身は風邪には効いたようですが、花粉症には全く効果がないようで・・・。

とほほ。

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