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初雪と「澤乃井」で考察?

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 或るものは現実的にのみ存在し、或るものは可能的にも現実的にも存在するが、それらの或るものは存在〔実態〕として、或るものは量として、またはその他の仕方で〔その他の述語形態において〕存在する。ところで、いかなる運動も事物(プラグマタ)から離れて別には存しない。というのは、転化するのは常に存在の述語形態のいずれかにおいてであり、しかもこれら〔存在の諸述語形態〕に共通していてそのいずれの一つの述語形態にも属しないようなものは全く存在しないからである。そして、これらの各々は、それぞれに面的な仕方で、それのあらゆる基体に属する(たとえば、これと指し示される存在〔述語形態としての実体〕では、一方は型式として、他方はその欠如態として、また性質では、一方が白なら他方は黒、また量では、一方は完了的で他方は未完了的、そして移動では、一つは上方へ他は下方へへ、あるいは一つは軽く他は重くというように〔二面的な仕方で〕)、したがって、運動や転化には存在の種類と同じだけの種類がある。
    --アリストテレス(出隆訳)『形而上学(下)』岩波文庫、1961年。

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昨日は寒い寒いと思っておりましたら、やはり昼頃から雪がちらほらと舞い始めましたが、東京では今季はじめての初雪ではないでしょうか。

しかしながら、ものの数十分でみずれへと変わってしまい……ちょいと残念な宇治家参去です。

ただし、雨という状態も、雪という状態も、そしてみぞれという状態も、水という存在が、アリストテレス(Aristotle,384 BC-322 BC)の指摘したとおり「述語形態」においてのみ存在していることだけは理解できます。

自分としては「雪」という状態として現実的に存在して欲しかったわけですが、自分の思いが「雪」へと状態を転化するわけではありませんので、その寒々しい空気にのみ思いを馳せるしかありません。

「存在とは何か」……チト、一杯やりつつ感慨に耽る夕べです。

ただ、一杯やりはじめた時間がはやく、寝たのも早く、さきほど起きてしまいました。

さあ、どうしましょうか???

続きを考察してみます。

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