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【覚え書】「論説ノート 少数者か弱者か 伊藤正志」、『毎日新聞』2010年2月11日(木)付。

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論説ノート 少数者か弱者か

 民主党の小沢一郎氏は幹事長を「辞任すべきだ」との回答が、毎日新聞の世論調査で69%に上った。新聞各社の結果もほぼ足並みがそろう。
 民主党議員に調査をしたろうだろう。ほとんど「辞めろ」の声が聞こえないから、「辞任派」は少数か。いや、案外多数で、何らかの理由で声が出せないのかも。目に見えぬ圧力に縮こまる弱者の姿をそこに見る。
 考えてみれば、少数者や弱者の権利を保障するというのが民主主義社会というものだ。ふと思いつき民主党の政策集をながめると、少数者や弱者にやさしい政党だということに改めて気づかされた。
 子供や外国人、高齢者、障害者への政策が並ぶ。さて実現度は? かねて注目していた政策に目がとまった。
 「個人通報制度」の導入である。たとえば、女性を不平等に扱ってはならないという権利が侵害された時、国内で裁判を起こせる。だが、負けて救済されないとき、個人が国連の機関に通報し、勧告してもらえる制度だ。
 政府の対応や裁判官の意識改革が期待できる。先進国のほとんどが制度を取り入れている。民主党は政策集で「政権獲得後速やかに関係条約の選択議定書の批准等の措置をとる」と書いた。
 政権発足後5カ月がたつ。批准はどうなっているのだろう。聞いてみると、関係省庁の勉強会で問題点を整理しているというが進展の様子はない。これでは「速やかに」が泣く。
 さて、小沢氏の進退問題である。民主党議員は少数者や弱者の衣を脱いだらいかがだろうか。既に判断材料はそろっていると思うのだが。「速やかに」自分の考えを表明してほしいものだ。
    「論説ノート 少数者か弱者か 伊藤正志」、『毎日新聞』2010年2月11日(木)付。

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考えたり、日常生活を反芻したりする時間の余裕がちょいとないので、【覚え書】にてお茶を濁しておきます。

ただ、新聞の「論説ノート」を読みつつ、枝葉の議論はともかく、要するに半年たって、野⇒与へ移行したにもかかわらず、その責任と自覚がまったくないというところに頷いてしまった次第です。

自民党政権がどうのとか、民主党政権がどうのとか、「為にする」批判をしようとは思いません。

ただ、ポストについたのであれば、やはり責任と自覚をもって「行動」するほかないわけなのですが、依然として「昔」の「ポジション」の心根しかない……そこに、何だかな……と思う深夜です。

結局のところ、人間に対して盲目であるならば、自分自身に対しても盲目になってしまうということでしょうか。

はあ、ホンマ、頼みますよ。

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