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雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ

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二条后
雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ
    --「巻第一  春歌上 004」、佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫、1981年。

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朝から新聞を配達される方とか、早朝から仕事がはじまったり・帰宅される方が迷惑されることは承知なんです。

ですけど、承知の上で、大変申し訳ないことも承知の上で、なのですが……、嬉しいのです。

浅はかだから嬉しいのでお許し下さいませ。

何が嬉しいかと申しますと、雪がふったことでございます。

東京では二年ぶりの積雪3-5センチというところでしょうか。

雪なんです。

雪ですよ、雪。

浅はかだからというだけでなく嬉しいんです。

風流なんです。

夕方はみぞれだったのですが、徐々に雪へとかわり、24時すぎに市井の職場を辞すと、あたりは銀世界でございました。

ちょいと近所の公園に立ち寄り、情景と一体になってしまいました。

「うぐひすの こほれる涙」はさすがに聞こえません。

ですけど……表現ができないといいますか語彙の貧弱さ所以なのですが……、雪の降ると音が規定をつくり、ときどき、樹木や電柱から、「バサッ」って落ちる音が和音のように木霊するんです。

季節は春へと準備しつつある中での、冬の最後の抵抗の調べとでもいえばいいのでしょうか。

季語の類で、「ゆく秋」「ゆく春」を「惜しむ」という表現は存在します。しかし「ゆく夏」「ゆく冬」を「惜しむ」という表現はほとんどありません。

ですけど、「ゆく冬」の清潔感は「惜しまれます」。

……というわけで、これからちょいと「雪見酒」としゃれ込みます。

大阪の知人から頂いた「呉春」(呉春株式会社/大阪府)の封を切らせて頂きます。
※先月末の大阪スクーリングの折り、宇治家参去の肝臓を心配された学生さんから「センセ、それは飲まずにお供えしなさい」と忠言をいただいておりましたので、1週間はお供えしましたです。

小さな、やんちゃな雪だるまを眺めながら頂いておりますが、滑らかな味わいなのですが、ほのかに口中の広がる旨味と余韻が、まるで「雪の音」のような銘酒です。

ありがとうございました。

大切に頂きます。

で……。
最後に一つ蛇足ですが、「呉春」は「クレシュン」と読むのだと思っておりましたが、精確には「ゴシュン」でした。

潔の良い音の響きが、雪空にぴったりです。

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