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「我らは知る、欠点いかに大であるともそれから徳が起こる」と。

武士道 (岩波文庫) Book 武士道 (岩波文庫)

著者:新渡戸 稲造
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 戦闘におけるフェア・プレイ! 野蛮と小児らしさのこの原始的なる感覚のうちに、甚だ豊かなる道徳の萌芽が存在している。これはあらゆる文武の徳の根本ではないか? 「小さい子をいじめず、大きな子に背を向けなかった者、という名を残したい」と言った、小イギリス人トム・ブラウンの子供らしい願いを聞いて我々はほほえむ(あたかも我々がそんな願いをいだく年輩を通り過ぎてしまったかのよう!)。けれでもこの願いこそ、その上に偉大なる規模の道徳的建築を建てうべき隅の首石(おやいし)であることを、誰か知らないであろうか。最も柔和でありかつ最も平和を愛する宗教でさえこの願求を裏書きすると私が言えば、それは言い過ぎであろうか。トムの願いの基礎の上に、イギリスの偉大は大半打ち建てられたのである。しかしして武士道の礎石もこれより小なるものでなきことを、我々はやがて発見するであろう。友教徒(クェイカーズ)の正しく証明するごとく、戦闘そのものは攻撃的にせよ防禦的にせよ蛮的であり不正であるとしても、我々はなおレッシングと共に言いうる、「我らは知る、欠点いかに大であるともそれから徳が起こる」と。
    --新渡戸稲造(矢内原忠雄訳)『武士道』岩波文庫、1974年。

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金曜はどうやら飲み過ぎたようです。
ひさしぶりに鯨飲しましたので、カラダのあちこちが悲鳴をあげております。

またそのおまけの所為でしょうか、チト風邪までひいちまったようです。

金輪際、鯨飲はしないと堅く誓うある日の宇治家参去です。

しかし、「我らは知る、欠点いかに大であるともそれから徳が起こる」のであるとすれば、そうした失敗も徳への扉を開くひとつのきっかけであるととらえるべきなのでしょう。

さて、調子が悪いにも関わらず、不思議なもので腹が減る。

……ということで、これまた久しぶりにカップヌードル(日清食品)を頂戴しておりますが、なかなかこれが五臓六腑にしみこんできます。

たまにはいいものです。

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