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「銃猟禁止区域」を解釈するP.リクールの弟子?

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私の一切の企画は、ある意味で、了解と説明のあいだの非生産的な対立を克服することにあります。一報で、了解のモデルは、日常会話でわれわれが他者の生について抱く直観です。他方、説明のモデルは、自然科学における事実の法則への従属であったり、言語学やテキストの構造分析における体系理論であったりします。私見によれば、解釈とは、了解と説明の連続する諸段階を経由する、きわめて複雑な作業であります。了解は説明を包含します。説明は了解を展開させます。
    --リクール(久米博、清水誠、久重忠夫訳)『解釈の革新』白水社、1984年。

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学問の方法論としては哲学的解釈学を遵守する?宇治家参去ですので、了解と説明に関するP.リクール(Paul Ricoeur,1913-2005)の著作を熱心に読みますが、リクールの指摘の通り、了解とは「日常会話でわれわれが他者の生について抱く直観」であり、説明とは「自然科学における事実の法則への従属であったり、言語学やテキストの構造分析における体系理論」であることは承知しております。

ちなみに愛読するのは誕生日はリクールと一緒ということもあるのですが、それはひとまず措きます。

で……。
ただ、現実の生活世界においては、このどちらか一方に重点をおいたものの見方が広く浸透しているようで、そこに悲劇と喜劇の原因があるのではないだろうかと推察される次第なですが、その翠点に位置するのが解釈というきわめて複雑な作業なわけですが、了解と説明を連続させないかぎり、ものごとの意味というものは主観的にも客観的にも理解することは不可能なわけですので、宇治家参去は「解釈」にいそしむ次第でありますが、なかなかどうして世の中は、否応無しに解釈を強いてくるものもあるものだなと納得した一日でございました。

2時間半かけて大学へ出講し、30分前には講師控え室に入ったので、授業までレポート添削を少々やりつつ、準備もあるので、授業開始前に片づけてから教室へ向かうと、たったひとりなのですが、「倫理学」の受講生と正面ロビーで偶然遭遇!

「センセ、今日は、なんとかの説明会があるんで、4限目はないんですヨ」

「およっ?」

……ってことで教務で確認すると、そのようで……。

事務方の連絡ミスの様でございました。

大学行事都合による休講でした!

「ガボン共和国はどこに位置するのだろうか?」

……などと松尾芭蕉(1644-1694)ばりに彼の辞世の句「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」ごとく、「ガボン共和国はどこに位置するのだろうか?」という想念が「かけ廻る」次第ですが、、、

精確には「ガボン」ではなく「が、がびーん」

……というところです。

悔いてもしょうがないので、そのまま東京へと引き返しましたが、

「ままよ」

……って何が、「ままよ」なわけではありませんが、千葉駅で下車。
iPadのSoftbank版(3G通信対応版)を扱うのは限られた直営店のみですので、まあ、気になるし、こういう衝動買いこそ精神を潤すには一番いいし……、今日は平日で人も少ないだろうし……自動的に脳内CPUが状況を整理した結果、勢いで予約に足を運んだのですが・・・

「初回予約分はすべて終了で、発売日以降の順次のヤツで……」

……って話になり、

またまた、、、

「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」ごとく、「ガボン共和国はどこに位置するのだろうか?」という想念が「かけ廻る」次第です。

ここで凹んでしょうがないので、市井の仕事が始まるまで、月末締切の教員公募の資料作成をしながら、仕事へいってきた次第です。

さきほど、ようやく1つ終わりました(2つ締切なので)。

つーことで、今日はかな~り疲れた次第です。
しかし、起きてからまた1つ決着をつけなければならないのですが、市井の仕事もあるわけで……。

考えても仕方がないので、ひとまず、鯨飲することが先決のようでございます。

リクール曰く、「了解は説明を包含します。説明は了解を展開させます」。

ま、これが人生の醍醐味ですわな。

……つうことで、壊れて寝ます。

あ、そうそう。
ひとつ「おもしれー」って思ったことがあったのでひとつ紹介しておきます。

アリストテレス(Aristotle,384 BC-322 BC)は次のような言葉を残しております。

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けだし、驚異することによって人間は、今日でもそうであるが、あの最初の場合にもあのように、智恵を愛求し(哲学し)始めたのである。ただしその始めには、ごく身近な不思議な事柄に驚異の念をいだき、それから次第に少しづつ進んではるかに大きな事象についても疑念をいだくようになったのである。
    --アリストテレス(出隆訳)『形而上学 上』岩波文庫、1961年。

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アリストテレスは哲学は「驚異」から始まると論じたことは有名ですが、それがどこから始まるかと言えば、「ごく身近な不思議な事柄に驚異の念」を抱くところから始まるようであり、自他共に認ずる「瑣末なところにまで注目」する倫理学者であるわけですから、大学を後にしてもより駅へ向かう道中……といっても歩いて7分ぐらいですが……、不思議な看板を発見!

「銃猟禁止区域」

……たしかに、このへんは都心からするとかなり田舎ですし、じぶんは銃砲がすきですが、

それでも、「銃猟するほどの地域ではないだろう! 住宅地域やんけ」

……思わず、独り言が脳内独り言でななく、音声を伴ったひとつの言葉として紡ぎ出されてしまいました。

つうことで、こんな駄文をかかずに、とっとと壊れて寝ます。

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解釈の革新 Book 解釈の革新

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