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「思索にふける人間の理性にとっては、自分の建造物をできるだけ早く建設してしまって、その後になってからやっと、建造物の土台が適切に構築されているかどうかを調べるという[転倒した]やりかた」の落とし穴

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 しかし、思索にふける人間の理性にとっては、自分の建造物をできるだけ早く建設してしまって、その後になってからやっと、建造物の土台が適切に構築されているかどうかを調べるという[転倒した]やりかたが、いわばごくふつうの〈宿命〉となっているのである。しかしそのときになると人間というものは、さまざまな言い訳を考えだして、建物の土台は強固なものだと言い聞かせてみずからを慰めたり、後なってから点検を実行することは危険であると、拒んだりもするのである。
 そして私たちは建物を建設しているあいだも、[土台が適切なものかどうかについて]いかなる懸念も疑念も抱かずに、一見したところその土台がしっかりしたものであると、自己満足にふけるが、それには大きな理由がある。それは、わたしたちの理性の仕事の大きな部分、おそらく最大の部分は、わたしたちがすでに対象としている概念を分析することにあるためである。この概念の分析によってわたしたちはさまざまな認識を手にするが、こうした認識はこれらの概念において(まだ混乱した形ではあっても)すでに考えられていること[内容]を解明し、説明するものにすぎない。それでも形式という観点からみるかぎりは、こうした認識は新しい洞察として評価されるのである。しかしわたしたちのもっている概念は、その実質あるいは内容からみると、分析によって拡張されたわけではなく、たんに分解されたにすぎないのである。
    --カント(中山元訳)『純粋理性批判 1』光文社古典新訳文庫、2010年。

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市井の職場へ出勤してからテキトー=適切に!仕事をしていると、担当上司から内線で呼ばれ、

「今月後半から来月前半にかけての勤怠の調整をちょいとやろうか」

……ってことで、喫煙室で煙草を吸いながら日程を確認!

実はその今月後半というのは、年にいっぺんの棚卸しもありますし、アメリカの本社から地区Mgrのコーチング指導……というかうちの店舗でやるなよ!……なんかもあり、非常に忙しいのですが、

「この日は振り替え出勤できる???」

……って聞かれた日付が秋の彼岸の月曜日。

確かに一般的な休日なのですが、後期から八王子の短大での授業は月曜日。

これはひょっとすると……初回の講義日では?

「大丈夫ですけど、ちょいと待っておくんなせえ」

……などと思って、あいぽんで大学のポータルサイトで授業日を確認すると

「ドンピン!」

……というよりも、、、

「第2回講義」でございましたw

……orz

「大丈夫ですが、講義終了後の出勤になるのでちょいと遅れますよ」

……って答えながら、もう一度あいぽんで画面を確認すると、

第1回講義はその一週間前。

すなわち9月13日!

うぽぉ~ん!

自分の思惑と違った次第です。

ちょうど7年目ですので、

「だいたい、初回の講義は20日前後だろうよな」

……なんて思っていたワタクシが浅はかでございました。

まさに、カント(Immanuel Kant、1724-1804)大先生がいう「思索にふける人間の理性にとっては、自分の建造物をできるだけ早く建設してしまって、その後になってからやっと、建造物の土台が適切に構築されているかどうかを調べるという[転倒した]やりかたが、いわばごくふつうの〈宿命〉となっている」というところか!

orz。

そのまま放置してしまうとドエライことになるわけだったのですが、その意味では、今日の勤怠の確認は、「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たった四はいで夜も寝られず」というところでしょうか。

……ということにしまして、四はいぐらいはいろいろ呑んで沈没いたしましょうw

しかし……。

予測と予定が全く異なっていたことに、、、

「参った」

……なあ。

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