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日中は暑くなりはじめた。息がつまりそうだ。動物たちはみなぐったりしている。

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  一九三六年四月
 日中は暑くなりはじめた。息がつまりそうだ。動物たちはみなぐったりしている。陽が傾くと、町の上には異様な大気がたちこめる。まるで風船のように、騒音がのぼってきては消えてゆく。樹木も人も動かない。テラスでは、モール人たちが夕べの訪れを待ちながら雑談している。コーヒーを炒っている匂いもしてくる。やさしい、悲しげな時刻(とき)。抱きしめるなにものもない。感謝の思いに取り乱し、思わず跪(ひざまず)かずにはいられない「無」のときだ。
    --カミュ(高畠正明訳)『太陽の讃歌 カミュの手帖1』新潮文庫、昭和四十九年。

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今日は休みでしたので、ここはひとつ朝早く起きてから、涼しいうちに、予約していた本を紀伊國屋書店へ取りに行こうと計画していたのですが、日頃の疲れの所為か、起きると12時w

それから雑事をすませて、15時過ぎに本屋へと出かけた次第ですが、まあ9月なのに、熱帯サウナにダイヴという状況で、さきほどヘロヘロになって帰宅した次第です。

8月が暑かったのはイタシカタありません。

9月には少し涼しくなるだろうと思っていて、我慢していたわけですけども、そうではなく、まさに、カミュ(Albert Camus,1913-1960)が描写するとおり「息がつまりそうだ。動物たちはみなぐったりしている。陽が傾くと、町の上には異様な大気がたちこめる。まるで風船のように、騒音がのぼってきては消えてゆく。樹木も人も動かない」という具合です。

すでに空に浮かぶ雲は秋の気配を感じさせ、夜に鳴く虫の声にはその便りを頂くわけですが、まあ、当分、まだまだ酷暑という様子。

皆様もお気をつけください。

わが家のプレコもぐったりですが、外をみやると、プランター栽培のニガウリがまた新しい実を結んでおりました。もう終わりかとおもっていたのですが、まだ暑いからでしょうかねえ。

さて……。
夕方になってから、少し涼しくなってきましたが、室内はエアコン生活。

「やさしい、悲しげな時刻(とき)」の到来です。

別に「抱きしめるなにものもない」わけですが、食事をしてから、少し学問の仕事にとりかかろうかと思います。

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