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「新政厚徳」の旗印が最後の勝利を占めたといふでなければ決して局を結ぶことは許されなかつた。

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 今時の年若い青年諸君には分かるまいが、明治も二十年頃までは、一から十まで明治新政府の為る事が癇に障り、伯夷叔斉を気取るまでの勇気はないが白眼を以て天下をにらみ、事毎に不平を洩らしては薩長嫌厭の情を民間にそゝるといふ底の人物が到る処に居たものだ。……私は薩長にいぢめられた方の東北の片田舎に生まれたので割合によく這般の消息はわかる。今から回想して見るに、成る程あゝした類の人物は可なり沢山私共の周囲にも居つて、我々子供の頭に識らず~~重大の影響を与へた様である。私共が七ツ八ツの頃よく戦争ごつこをして遊んだものだが、「新政厚徳」の旗印が最後の勝利を占めたといふでなければ決して局を結ぶことは許されなかつた。
    --吉野作造「明治維新の解釈」、『婦人公論』一九二七年二月。

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今日は息子殿の小学校の運動会でした。

例の如く二日酔いの寝不足で朝早く場所取りに参加。

開会すると、怒晴天。

いやー、かなり焼けたと思います。

ただこちらも仕事がかなり山積しておりますので、競技の合間をぬって、原稿の調整という状況。
※なんとか二章の推敲は終了。

こーゆうことをやっておりますと、ヒジョーに疲れますので、昼食後は、サントリーのノンアルコール・ビールテイスト飲料「ALL-FREE」にてクールダウン。

ノンアルコールの類は各社から出てますが、最後に出てきたサントリーの「ALL-FREE」は癖がなく、だいぶやりやすいので、セレクト。たしかこの夏、爆発的な売れ行きをした著作にもそのことが紹介されていたような・・・。

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……麒麟の「FREE」を嚆矢と数えることができよう。しかし、有象無象の様々な商品のなかにおいて、この酒類の正義はサントリーの『ALL-FREE』が正しい選択肢ということになろう。
    --マイニチ・ノンデル(氏家法雄訳)『これからの「ノンアルコール」の話をしよう。 昼間にシラフで生き延びるための哲学』早側書房、2010年。

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さて最終的には、息子殿の組みした「白組」はその旗印のとおり、赤組に破れたようで、少し残念そうではありました。ただ吉野作造(1878-1933)先生が「私共が七ツ八ツの頃よく戦争ごつこをして遊んだものだが、『新政厚徳』の旗印が最後の勝利を占めたといふでなければ決して局を結ぶことは許されなかつた」という程、「嫌厭の情」というわけではなかったようで少し安堵しております。

いや、しかし疲れ果てましたワ。

少し休んでからまた仕事を再開しようかと思います。

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