« 「我々の為し得る最善のことは、他者に対する冷酷さを抑制することである」の現況…… | トップページ | 新しい主義の宣伝者を、かりに火つけ役だとすれば、相手に精神的な燃料があってこそ、火がつけられるのだ。 »

「ひと アイヌ語で歌うジャズ歌手 熊谷たみ子さん(59)」、『毎日新聞』2011年9月15日(木)付。

1_dsc01914


-----

 ひと アイヌ語で歌うジャズ歌手 熊谷たみ子さん(59)

 東日本大震災の被災者支援のCD「大地よ」を有志で自主制作した。
 <多くの民があなたの重さや痛みとともに波に消えて そして大地にかえっていった>
 アイヌ民族の復権運動に力を注ぐ宇梶静江さん(78)が震災に寄せてつづった詩に曲を付け、日本語とアイヌ語で歌う。「愛する者と別れる悲しみ、無念さは、いまの私にも想像できる」
 「アイヌが来た」と石をぶつけられた子ども時代。中学卒業後、郷里の北海道本別町から集団就職で上京した。東京・渋谷でスカウトされ、20歳で歌手デビュー。出した歌謡曲のレコードは売れず、心機一転、米国に飛び、オーディションを受けたが実力不足を痛感した。帰国後、29歳で建設会社に勤める日本人と結婚し、一人娘を育てながらジャズ歌手として活動してきた。
 4年前のハル、大腸がんが判明した。09年春、再発して「余命1年」と宣告された。「それまでアイヌと公表していなかった。でも限られた命と分かり自分自身にうそをついているような気がしてね」。大地や自然、カムイ(神)に感謝する生き方は「君の先祖の教えだ」と夫に背中を押された。迫害に耐えた黒人や世界各地の先住民を思い、アイヌ語で「アメージング・グレース」を歌い始めた。
 今夏、改めて余命一年未満と告げられた。抗がん剤治療を受け、家族や同胞、歌の師匠であえるマーサ三宅さんらに励まされながら「生きている限り、歌う」と前を向く。 文と写真・明珍美紀
    --「ひと アイヌ語で歌うジャズ歌手 熊谷たみ子さん(59)」、『毎日新聞』2011年9月15日(木)付。

-----


Resize0029


Resize0030


|

« 「我々の為し得る最善のことは、他者に対する冷酷さを抑制することである」の現況…… | トップページ | 新しい主義の宣伝者を、かりに火つけ役だとすれば、相手に精神的な燃料があってこそ、火がつけられるのだ。 »

覚え書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451663/41713334

この記事へのトラックバック一覧です: 「ひと アイヌ語で歌うジャズ歌手 熊谷たみ子さん(59)」、『毎日新聞』2011年9月15日(木)付。:

« 「我々の為し得る最善のことは、他者に対する冷酷さを抑制することである」の現況…… | トップページ | 新しい主義の宣伝者を、かりに火つけ役だとすれば、相手に精神的な燃料があってこそ、火がつけられるのだ。 »