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国民的憎悪というものは、特種なものである。--文化の最も低い段階にあって、最も強烈に現われるのがつねである

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 国民的憎悪というものは、特種なものである。--文化の最も低い段階にあって、最も強烈に現われるのがつねである。しかしながら、こうしたものが全然姿を消し、いわば国民的なるものを超絶し、隣国の幸不幸も自分の事のように観ずる境地がある。この文化段階が私の性質に適わしい。
    --エッカーマン(神保光太郎訳)『ゲーテとの対話』角川文庫、1965年。

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ちょと時間がないので、先日のtwitterの連投のまとめ(汗

……ってことでw

しかしなぁ、ホント、自分自身(そしてその所属する集団)を尊敬・宣揚するために、他者を毀謗することによって、それを示すことのできない連中(排外主義)っていうのは最低だと思う。

自分自身をそして自分が準拠する集団を輝かせようと思うならば、その批判の眼差しは他者に向けるものではなく、まず第一に自分自身に向けなければならないはずではないでしょうか。

はっきりいうけど、中華人民共和国や朝鮮半島での愛国教育が問題なのは分かっている。「問題なわけ」ですよね。

であるならば、同じような「愛国マンセー」を、対抗心メラメラでやっても、結局は、自分が否定したい相手と「同じ」なんじゃないのかってこと。

いやだから俺たちもそれ以上にやるんだぜ、ゴルァってアホが多いけど、それはそれだけの話しですよ。

要するに「とやかくいう」という意味でのそれ以上に、仮にですが、「道義的」に「美しく」振る舞いたいのであれば、同じ土俵にたってどうすんの?とも思いますよ。
※何度言及しておりますが、そもそも国民国家の概念なんてフランス革命によって「創造」された幻想にしかすぎないわけですよ。それを幻想として受容することができず、実体として流通することに無批判である時点でorzって話しなんだけど、まあ、ひとまず起きます。


さて……。

要するに・・・結局「対他」概念。

「対自」しろって話ですよ。

だからこそ、よその国がどうのこうのというよりも、みずからが所属する国家や精神風土に引き起こされた問題にまず目を向ける必要はあると思うんだよな。
※政治「屋」のお約束パターンは、内政がヤヴァイときは、対他てきに外交でセンセーショナルに「戦略」するっていうのは、どこの国家でも同じなんですがね(汗

まあ、はっきり言うけど、僕はアナキストだから国家爆発しろって立場です。

だけど、中共との関係がどうのだとか云々かんぬん議論スル前にてめぇの所属する国家によって引き起こされた問題についてもスルーするのではなくきちんとみていかないといけないって話しだ。

ポストコイズム以降の歪曲された自己責任論。

例えば生活保護抑制の議論なんてものも、根拠なき誤解にすぎませんよ。要するに失政による不況を始めとする構造的暴力。

日の丸を掲げて行進することは表現の自由だから否定はしないけど、「美しき日本」をだな……造りたいのであれば、外にむかってわいわいがやがややるだけでなくて、国内的問題にもきちんと目を向けよってことです。

そのへんをすべてばっさり割愛して、「国士」様として、威勢のいいことだけいったとしても、「国士」様が大事にしようとしている「大日本帝国」臣民の生活は改善されないってわけですよ。国家によって「酷使」されつづけるのみです。

まあ、要するにかっこわるいって話しですよ。

ゆるやかな文化共同体……というか文化共同体自体もひとつのフィクションなんだどサ……としてではなく、仮にですが実体として受容しつつも、内実を問わず、対他的概念によってのみ宣揚しようとする脳天気さは、要するにかっこうわるいて話しですよ。

あきれる。

結局、僕が一番信頼できないのは、自分の生活とか家族とかそういうものを大切……これは字義通りであって、守るために他者は無視すると同義ではない……にできない職業革命家気質というか、国士気取りで世界をかえてやるゼっていう地に足のつかない議論。どんな理想を語ろうとも、そういう人の欺瞞は苦手だ。

今の世の中、欺瞞工作であふれかえっているよね。


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