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覚え書:「今週の本棚・新刊:『私たちは“99%”だ ドキュメント ウォール街を占拠せよ』=『オキュパイ!ガゼット』編集部・編」、『毎日新聞』2012年05月06日(日)付。

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今週の本棚・新刊:『私たちは“99%”だ ドキュメント ウォール街を占拠せよ』=『オキュパイ!ガゼット』編集部・編
 (岩波書店・2100円)

 恐らくは「アラブの春」の影響もあったかもしれない。昨年の九月一七日、ウォール街近くのズコッティ・パークで始まった反貧困・反格差運動が、またたく間に全米に拡(ひろ)がった。金融資本主義が生み出した一%の超富裕層と、九九%の「私たち」。
 しかし、ことは単なる経済格差の問題なのではない。九九%もの「私たち」が、民主主義を取り戻すにはどうすればよいのか。経済活動で様々なアウトソーシングが拡がってきただけでなく、実は、政治と民主主義までもがアウトソーシングされてきたのではないのか。そんな問いかけが拡がってゆく様が、本書を通じて伝わってくる。ズコッティ・パークの参加者たちは、当局によって排除されてしまったけれど、「花を引き抜くことはできても、春の到来は止められない」(ソルニット)。
 二〇年ほど前に、ガルブレイスが『満足の文化』の中で語っていた。アメリカの民主主義が、既得権益を手にしそれを守るために投票所に足を運ぶ人たちの民主主義に成り下がっている。もしも転換のきっかけがあるとすれば、都市における異議申し立ての反乱が起きる時ではないか、と。=肥田美佐子訳(達)
    --「今週の本棚・新刊:『私たちは“99%”だ ドキュメント ウォール街を占拠せよ』=『オキュパイ!ガゼット』編集部・編」、『毎日新聞』2012年05月06日(日)付。

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http://mainichi.jp/feature/news/20120506ddm015070027000c.html

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