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覚え書:「今週の本棚・新刊:『生者と死者をつなぐ』=森岡正博・著」、『毎日新聞』2012年05月20日(日)付。

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今週の本棚・新刊:『生者と死者をつなぐ』=森岡正博・著
 (春秋社・1680円)
 生命倫理やジェンダーについて発言を続ける哲学者が、東日本大震災や脳死移植から音楽や現代美術まで、幅広くつづったエッセイ集だ。
 60編に通底するのは生命にまつわる思索であり、読み進めると「死ななければならないのに、なぜ人は生きるのか」という問いに行きつく。
 人は死を宿命づけられているが、普段はそのことを直視せずに生活している。ところが思いがけない不幸に見舞われたり、幸せを実感できなくなった時、「なぜ生きなくてはならないのか」と自問する。
 その答えとして提示されるのが「誕生肯定」という考え方だ。<生きている人たちや、亡くなった人たちや、自然の中でうごめくいろいろないのちを内部に取り込むことによって、私は生きているのである。>
 そうした認識を著者は「哲学的アニミズムの生命観」と呼ぶ。そこに立脚し「生まれてきて本当に良かった」という誕生肯定を広めることを哲学者の責務と自任しているのだ。 大震災、東京電力福島第1原発事故という危機に直面しながら、哲学は社会に対して何ができるのか。その問いに答えようとする真摯(しんし)な姿勢が伝わってくる。(さ)    --「今週の本棚・新刊:『生者と死者をつなぐ』=森岡正博・著」、『毎日新聞』2012年05月20日(日)付。

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http://mainichi.jp/feature/news/20120520ddm015070039000c.html


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