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日本軍国主義に終止符が打たれた八・一五の日はまた同時に、超国家主義の全体系の基盤たる国体がその絶対性を喪失し今や始めて自由なる主体となった日本国民にその運命を委ねた日でもあったのである。

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 日本軍国主義に終止符が打たれた八・一五の日はまた同時に、超国家主義の全体系の基盤たる国体がその絶対性を喪失し今や始めて自由なる主体となった日本国民にその運命を委ねた日でもあったのである。
    --丸山眞男「超国家主義の論理と心理」、『世界』岩波書店、1946年5月。

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67年前の今日、敗戦を向かえ、新しく出発したというのは、建前にすぎず、明治以来続くそのゴマカシと偽装の日本の精神風土というものは、温存されたままで、ようやくそのほころびが半世紀を経て見え隠れしてるのが現状ではないかと思う。

ちょうどその同じ8月15日。1996年のその日、そうした日本的病理をしなやかに撃った碩学・丸山眞男さんの命日でもあります。

合掌。


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