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覚え書:「東日本大震災:福島第1原発事故 脱電力会社依存 契約打ち切り生活見直し/東京」、『毎日新聞』2012年11月26日(月)付。

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東日本大震災:福島第1原発事故 脱電力会社依存 契約打ち切り生活見直し 国立の織物・染色作家、藤井智佳子さん実践 /東京
毎日新聞 2012年11月26日 地方版

 ◇原発に頼る危うさ痛感

 東京電力福島第1原発事故と計画停電をきっかけに、「脱電力会社依存」のライフスタイルを始めた女性が国立市にいる。織物・染色作家の藤井智佳子さん(52)だ。9月に東電が家庭向けの電気料金を値上げしたことに伴い、契約を打ち切った。「反原発を叫ぶだけでなく、できるところから暮らしを変えたかった」と語る藤井さん。不便はほとんど感じないという。【平林由梨】

 今月中旬、都営アパート3階の藤井さんの自宅を訪ねた。玄関横のメーターからは電気を供給していた太いケーブルが3本、抜かれていた。部屋に上がると「寒いでしょ」と七輪が差し出され、その上で玄米が入った土鍋がコトコトと音をたてていた。

 東日本大震災後に計画停電を経験し、電気に依存する生活のもろさと原発に頼る危うさを痛感した。大学進学で今年4月に長女が自宅を出たのを機に本格的に生活を見直したという。

 テレビは押し入れにしまい、冷蔵庫は処分した。スーパーが近いため買い置きの必要がなく、食生活は野菜中心に変えた。南北の窓を開ければ風が通るため、夏はエアコンなしで過ごせた。

 風呂や暖房はガスを使う。本業の染色で使うアイロンは電気から炭で温めるものに変えた。震災前までは夏で1万円、安くても2500円はかかった電気代が今はゼロだ。

 浮世離れした暮らしをしているわけでもない。パソコンでメールを送り、インターネットの情報を印刷することも。携帯電話の充電も必要だ。電源は、昨年8月と今秋にベランダに設置した120ワットと50ワットの2枚のソーラーパネル。蓄電池をつないで室内に電気を通す仕組みで、インバーターなどは秋葉原で購入して接続した。初期投資として約14万円をかけたが、天気に応じて使う家電を工夫する生活を「楽しい」と言い切る。

 ぜんそくだった長女は小学校3年生まで呼吸器が手放せず、電気の重要性は身に染みている。藤井さんは「だからこそ、全ての電気を一つの電力会社に頼ることに疑問を感じる。いまだに原発を維持しようとする電力会社の姿勢に一石を投じたいという気持ちもある」と話した。
    --「東日本大震災:福島第1原発事故 脱電力会社依存 契約打ち切り生活見直し 国立の織物・染色作家、藤井智佳子さん実践 /東京」、『毎日新聞』2012年11月26日(月)付。

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http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121126ddlk13040115000c.html


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