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覚え書:「今週の本棚:旧約聖書物語 上・下=ウォルター・デ・ラ・メア」、『毎日新聞』2012年12月02日(日)付。

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今週の本棚:旧約聖書物語 上・下
ウォルター・デ・ラ・メア
(岩波少年文庫・上巻798円、下巻756円)

 世界でもっともよく知られている本は『聖書』であろう。それはギリシャ神話とともに、ヨーロッパの精神の源ともなっている。しかし、本当に読んだ日本人は少ないにちがいない。ユダヤ教の聖典である旧約聖書となればなおさらである。この本はイギリスの詩人が、宗教色をできるだけ排して旧約の物語を書いたもので、休日に格好の一冊になろうか。
 物語としての旧約は、四つにわかれるが、「創世記の物語」とモーセ--それがこの上巻に、下巻はダビデの登場までで「預言者たち」の時代は省かれている。
 神が光をはじめ万物をつくり、七日目に休んだ。そして自らに似せて人をつくった。
 楽園を追われる人間、そしてノアの箱船の物語。なぜかバベルの塔は出てこない。
 ユダヤ人がエジプトに行き、生活が逆転し、モーセに率いられて脱出する様はよく書かれている。ただしモーセの十戒の内容は解説のみ。
 下巻は物語性が弱い。選ばれた指導者が、子供に地位をゆずるとダメになり、ダビデが登場する。「ダビデ、王となる」となるが、本文は王になる前の物語。=阿部知二訳(鷺)
    --「今週の本棚:旧約聖書物語 上・下=ウォルター・デ・ラ・メア」、『毎日新聞』2012年12月02日(日)付。

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