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覚え書:「今週の本棚・新刊:『兵士たちがみた日露戦争』=横山篤夫、西川寿勝・編著」、『毎日新聞』2013年05月19日(日)付。


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今週の本棚・新刊:『兵士たちがみた日露戦争』=横山篤夫、西川寿勝・編著
毎日新聞 2013年05月19日 東京朝刊

 (雄山閣・2730円)

 副題「従軍日記の新資料が語る坂の上の雲」に本書の狙いが現れている。大日本帝国が帝政ロシアを破った日露戦争では、多くの将軍が脚光を浴び、小説や映画、ドラマで繰り返し取り上げられた。本書は、戦場の最前線に立ちながら、後世に注目されてこなかった兵士たちに光を当てた。何を食べ、どこで寝たのか。どのような武器で戦ったのか。戦場の実像を、彼らが残した従軍日記で再現している。

 2011年に大阪市立中央図書館で行われたシンポジウムと、同市の真田山(さなだやま)陸軍墓地で行われた研究集会での講演記録をもとに編集した。さらに与謝野晶子の有名な詩に登場する弟は、本当に旅順で戦ったのかどうかを探るコラムなど、最新の研究成果も盛り込まれている。

 日本史の史料は、古代から中世、近世と時代を下るにつれ増える。さらに近代以降は、飛躍的に豊かになった。だが編著者の西川氏によれば、その近代史の研究者は、古い時代に比べて格段に少ないという。優れた研究者がこうした史料を活用することで、大きな成果が上がることは、本書が証明している。近現代史研究の深化に期待したい。(栗)
    --「今週の本棚・新刊:『兵士たちがみた日露戦争』=横山篤夫、西川寿勝・編著」、『毎日新聞』2013年05月19日(日)付。

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http://mainichi.jp/feature/news/20130519ddm015070043000c.html


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兵士たちがみた日露戦争―従軍日記の新資料が語る坂の上の雲―
横山 篤夫 西川 寿勝
雄山閣
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