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覚え書:「今週の本棚・新刊:『未解決事件 オウム真理教秘録』=NHKスペシャル取材班・編」、『毎日新聞』2013年07月07日(日)付。

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今週の本棚・新刊:『未解決事件 オウム真理教秘録』=NHKスペシャル取材班・編
毎日新聞 2013年07月07日 東京朝刊

 (文藝春秋・1680円)

 昨年5月に放送されたNHKスペシャル「未解決事件『オウム真理教』」--。その中で伝えきれなかった警察や元信者らの膨大な証言をまとめた。警察やメディア、社会全体の失敗から未来への教訓を探る未解決事件シリーズとして、「グリコ・森永事件」に続く第2弾となる。

 取材で入手した教団内部の極秘テープは700本。首謀者、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の肉声からは、教団発足当初から社会の破壊をもくろんでいた事実が明らかになる。元幹部の井上嘉浩死刑囚は、放送後にディレクターに寄せた手紙の中で、麻原が地下鉄サリン事件を起こした目的を吐露する。事件前、山梨県内の教団施設でサリンが検出されたが、強制捜査は遅れ、結果的に未曽有のテロを防げなかった。オウムの事件は都道府県をまたいで起きた。当時の山梨県警捜査一課長は「警察同士で情報を共有するのが遅すぎた。反省すべき点」と振り返る。

 被害者遺族は「裁判になっても何もわからずじまい」と憤る。放送の前後、特別手配の元信者3人が相次いで逮捕された。裁判は再び動き出すが、本書を読むと、事件の闇は底知れないのだと痛感する。(土)
    --「今週の本棚・新刊:『未解決事件 オウム真理教秘録』=NHKスペシャル取材班・編」、『毎日新聞』2013年07月07日(日)付。

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[http://mainichi.jp/feature/news/20130707ddm015070021000c.html:title]

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