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覚え書:「青い花 [著]辺見庸」、『朝日新聞』2013年07月28日 (日)付。

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青い花 [著]辺見庸
[掲載]2013年07月28日   [ジャンル]文芸 

 「わたしはあるいている」。故郷の東北の線路沿いを独りで歩いている。「妻は死んだのだ。父も母も死んだのだ。子どもたちも死んだのだ。犬も死んだのだ。友だちもずいぶん死んでしまった」。なぜなら「震災と戦災がかれらを殺した」から。
 「わたし」が求めているものは、恋しい女、幻の青いコスモス、そして、すごいクスリ。「安心安全とコンプライアンス&PC相互監視」の「ニッポン」で、わたしは考える。滑稽で無意味でグロテスクな世界を覆うあらゆる厄災に怒り、呪いの言葉をこれでもか、これでもかとまき散らす。
 そこにある現実と真実に、鳥肌をたてて読むべき小説。この参院選の後では、ことさらに。
    ◇
 角川書店・1680円
    --「青い花 [著]辺見庸」、『朝日新聞』2013年07月28日 (日)付。

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