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書評:姜尚中『愛国の作法』朝日新書、2006年。

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姜尚中『愛国の作法』朝日新書、読了。愛国心とは字の如く“国を愛する心”のこと。しかし私たちは「愛する」こととは何か? 「国」とは何か? 本当に理解しているのだろうか。本書はフロムから丸山眞男、橋川文三に至るまで--を取りあげ、しばしば自明に思えてしまう概念を腑分けし、その意義を問う。

そもそも愛する対象の国とは統治機構としてのそれなのか、国民共同体としてのそれなのか、立憲政体としてのそれなのか、それとも文化的な統一体(これも捏造だが)としての国なのか。私たちはハビトゥス(習慣)に麻痺している。まずはそこから。学生に読んで欲しい。

姜尚中『愛国の作法』朝日新書。著者に会いたい 愛国の作法 姜尚中さん:朝日新聞 [http://book.asahi.com/author/TKY200612120345.html:title]

 「別れ際に聞いた『日本へのラブコールのつもりでした』の一言は分かる気もした」。最後の「分かる気もした」は気軽にそう発話できないことを含み起きたい。

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