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書評:小林秀雄『読書について』中央公論新社、2013年。

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小林秀雄『読書について』中央公論新社、読了。「読書の最初の技術は、どれこれの別なく貪る様に読む事で養われる他はない」。表題エッセーをはじめ、「読む」ことと「書く」ことにテーマ絞ったアンソロジー。巻末には対談「教養ということ」(田中美知太郎)を収録。解説は木田元。

小林の著作は幾度と無く親しんできましたが、このようにテーマを絞って積み重ねるように読むことは、その思考を奥底へ分け入る上で非常に有益でした。「解説」では哲学者の木田元さんが、自身の読書体験と小林との出逢いからハイデガーへの歩みを紹介。興味深い。

「ぜひみなさんにもこの思想家に挑戦してみていただきたいと願っています」(木田)。

若い人に読んでもらいたい。

「読書というものは、こちらが頭を空にしていれば、向うでそれを充たしてくれるというものではない。読書も亦実人生の経験と同じく真実な経験である。絶えず書物というものに読者の心が目覚めて対していなければ、実人生の経験から得る処がない様に、書物からも得る処はない」。小林秀雄「読書の工夫」 。


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