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覚え書:「陰鬱な気分にさせた強行採決」、「国民の権利奪う悪法廃案に」、「国会の自己否定では」、「知る権利を奪うな」、「みんなの広場」、、『毎日新聞』2013年11月28日(木)付。


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みんなの広場
陰鬱な気分にさせた強行採決
会社員 45(大阪市東住吉区)

 安全保障を目的に国家機密を漏らした公務員らに厳罰を科す特定秘密保護法案が26日、衆院を通過した。与党の数の力にものをいわせた強行採決はこれまで幾度となく見てきたが、今回ほど陰鬱な気分に包まれたのは初めてだ。
 法案の中身について多くの問題が指摘されているにもかかわらず、国会で有効な議論がなされていないのは明らかである。与党に擦り寄る一部野党と“密談”が繰り返され、法案成立後の行く末を暗示するかのような審議過程だった。
 法律によって国民の「知る権利」を制限しようとするからには、秘密指定の過程の透明化と指定期間経過後の徹底した情報開示のセットが不可欠だ。そうでないと、国民は底なしの「秘密」にのみ込まれてしまうであろう。そして、これほど重大事に対するテレビメディアの扱いにも苦言を呈しておきたい。
 会期末までわずかしかないが、今後は良識の府、参議院での審議に期待したい。
    --「みんなの広場 陰鬱な気分にさせた強行採決」、『毎日新聞』2013年11月28日(木)付。

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みんなの広場
国民の権利奪う悪法廃案に
無職 79(札幌市厚別区)

 原案が出て2カ月ほどで、拙速な法案の衆院通過に驚く。
 国家機密を漏らした公務員らに最高懲役10年の厳罰を科し、国民を危険にさらす中身のうえ、当の国民は何が特定秘密なのかさえ知らない。これは国民の「知る権利」を脅かす悪法であり、主権国家として基本的人権を含め、憲法の原則を踏みにじる悪質きわまりない法案である。
 特定秘密の指定期間が原則30年としていた当初案より、最長60年に後退したことも問題で、これでは国民は国が隠し通す秘密を知らずに死ぬことになる。
 強行採決という暴走までして、一体秘密保護法案は本当に必要なのか。情報漏えい防止は現行法で十分対処が可能という識者の意見も多く、秘密の範囲が不明のため恣意的運用に懸念が広がる。法案に反対する集会も全国各地で開かれた。
 今後は参院に審議が移るが、「知る権利」が葬り去られることのない「良識の府」の判断に注目し、廃案へ集会の輪を広げたい。
    --「みんなの広場 国民の権利奪う悪法廃案に」、『毎日新聞』2013年11月28日(木)付。

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みんなの広場
国会の自己否定では
主婦 62(福岡県飯塚市)

 確か中学時代だったか、三権分立について習いました。国が持っている強大な権力を間違った方向に使わせないため互いにチェックし合う仕組みです。権力を司法、立法、行政という3分野に分散させるために作られたものだと。
 そこで、国会議員の皆様にお尋ねしたいのです。皆様の所属される国会(立法)は行政をチェックするのが仕事ではないのですか? そのチェック機能をみすみす手放すようなことになってもいいのですか?
 衆院を通過し、今国会での成立が目指されている特定秘密保護法案は、何が秘密かも明らかにされていない。国会議員の皆様ですらその一部を除いて知ることができない。また、その秘密について国会での十分な論議もできず、すべては行政の長に委ねられているといってもいいような内容です。
 チェック機能を自ら手放し、国会の自己否定につながる法案成立に手を貸すようなことはしないでいただきたい、と議員の皆様にはお願いしたいです。
    --「みんなの広場 国会の自己否定では」、『毎日新聞』2013年11月28日(木)付。

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みんなの広場
知る権利を奪うな
アルバイト 65(相模原市緑区)

 本来、国が保有する情報は非常に限られたもの以外は主権者たる国民のものだ。特定秘密保護法案には、その根本的なことが否定されて、まるで国家権力がすべての情報を握り、不都合な真実をその妥当性もチェックせずに特定秘密とし、永久的に秘密のベールに包み覆い隠そうとしているように見える。
 国民の重要な知る権利の一つを奪うような悪法には強く反対する。
 これまでに十分な国会審議が尽くされたと、どれだけの人が思うだろうか。たった1回の公聴会を開催しただけで、しかも法案への反対が噴出した公聴会の翌日の採決である。
 強行採決までやって成立させるのは、一体誰のためなのか。そして、なぜ今必要なのか。
 国民の声に真摯に耳を傾けず、民主主義のルールを踏みにじるような安倍晋三政権のやり方には空恐ろしささえ感じる。
    --「みんなの広場 知る権利を奪うな」、『毎日新聞』2013年11月28日(木)付。

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