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覚え書:「ひと:辛淑玉さん=ヘイトスピーチを乗り越えるネット設立」、『毎日新聞』2013年12月11日(水)付。


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ひと:辛淑玉さん=ヘイトスピーチを乗り越えるネット設立
毎日新聞 2013年12月11日 東京朝刊

 ◇辛淑玉(シン・スゴ)さん(54)

 「憎悪の扇動に沈黙は許されない」。この秋、「ヘイトスピーチ(憎悪表現)とレイシズム(差別主義)を乗り越える国際ネットワーク」(略称・のりこえねっと)を始動させた。共同代表は作家の中沢けいさんや松本サリン事件の被害者、河野義行さんら21人。「バブル崩壊後、格差や能力主義の拡大が進んだ。不満のはけ口がマイノリティー・バッシング(少数派への攻撃)に向かった」と分析する。

 東京生まれの在日3世(韓国籍)。父は苦学をして私大の法学部に進んだが、国籍条項(当時)の壁にはばまれ弁護士の道を断念。以後、どの商売もつまずいた。姉と兄、自分、弟を食べさせるため雀荘(じゃんそう)で働きづめの母を助けようとアルバイトに明け暮れた。20歳で大手広告代理店の契約社員に採用され、ビジネスの基礎をたたき込まれた。

 家では「新山節子」、仕事は「辛節子」。フリーになった24歳のとき「民族名で生きる」と決めた。

 東京・大久保で開いたのりこえねっとの設立記者会見から2カ月余。約500人から賛同が集まった。市民出資のテレビ局を開局し、人権関連のセミナーや討論番組をインターネットで配信する。来年初めには「ホワイトリボンキャンペーン」もスタート。白いリボンを互いに結び合うことで差別を乗り越え、和解の心を広げていく。

 「他者と交わり、知識を得れば人は確実に変わっていく。加害者も被害者もつくらない社会にしたい」と未来を見つめる。<文と写真・明珍美紀>

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 ■人物略歴

 人材育成コンサルタント。1985年、「香科舎」設立。近著に「その一言が言えない、このニッポン」など。
    --「ひと:辛淑玉さん=ヘイトスピーチを乗り越えるネット設立」、『毎日新聞』2013年12月11日(水)付。

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[http://mainichi.jp/shimen/news/20131211ddm008070118000c.html:title]


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