« 覚え書:「浸透する教養―江戸の出版文化という回路 [編]鈴木健一 [評者]荒俣宏(作家)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。 | トップページ | 覚え書:「みんなの広場 なぜ靖国へ強行参拝するのか」、『毎日新聞』2014年01月23日(木)付。 »

覚え書:「うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。

301

-----

うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部
[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)  [掲載]2014年01月19日   [ジャンル]科学・生物 

■絶滅に瀕した稀少種どう食べる

 ついこの前までスーパーの惣菜(そうざい)コーナーにあると思っていたら、急に高騰したうなぎの蒲焼(かばや)き。養殖で安定供給されていると思い込んでいたニホンウナギが、絶滅の危機に瀕(ひん)しているという。一体どういうことなのか。
 本書は昨年7月に書名と同じタイトルで、東京大学にて開催されたシンポジウムでの講演やアンケートなどを忠実に再現したもの。
 実は野性の稚魚を獲(と)ってきて大きく育てたものを「養殖」と呼んでいたことをはじめ、人工孵化(ふか)は、どこまで可能になってきたのか、そもそもどういう生態なのか、「絶滅危惧種」に指定されたらどうなるのかなどなど、ニホンウナギとうなぎ食にのしかかる現状と問題点が、22人の研究者、漁業関係者の発表から明らかになる。
 稀少(きしょう)な野生種をあまりにも雑に食べてきたことを反省しつつ、今後うなぎをどう食べるべきか、理性的な消費を促すためにも、多くの人に読んでほしい。
    ◇
 青土社・1995円
    --「うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。

-----


[http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014011900013.html:title]

Resize0078
うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か
塚本勝巳 海部健三 鷲谷いづみ 勝川俊雄 田中栄次 黒木真理 田中秀樹
青土社
売り上げランキング: 13,931

|

« 覚え書:「浸透する教養―江戸の出版文化という回路 [編]鈴木健一 [評者]荒俣宏(作家)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。 | トップページ | 覚え書:「みんなの広場 なぜ靖国へ強行参拝するのか」、『毎日新聞』2014年01月23日(木)付。 »

覚え書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451663/54740093

この記事へのトラックバック一覧です: 覚え書:「うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。:

« 覚え書:「浸透する教養―江戸の出版文化という回路 [編]鈴木健一 [評者]荒俣宏(作家)」、『朝日新聞』2014年01月19日(日)付。 | トップページ | 覚え書:「みんなの広場 なぜ靖国へ強行参拝するのか」、『毎日新聞』2014年01月23日(木)付。 »