« 日記:歴史はまた、起源をおごそかに祭りあげるのを笑うことを教えてくれる | トップページ | 覚え書:「バリの息吹―王族と庶民生活の融合 [撮影・文]小野隆彦 [評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。 »

覚え書:「本当はひどかった昔の日本 [著]大塚ひかり」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。


401


-----

本当はひどかった昔の日本 [著]大塚ひかり
[掲載]2014年02月02日   [ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

 古典エッセイストの著者は中学生のときに『宇治拾遺物語』を原文で読み、「平安人になりたい」と思いつめた。現代女性の感覚で『源氏物語』を全訳し、『ブス論』などユニークな著作がある。40年近く古典を読んできて、今は「現代に生まれて良かったな〜」としみじみ思う。現代社会に特有と考えられている病理や事件の多くが、実は古典の書かれた時代にもあったから。
 たとえば育児放棄。9世紀の『日本霊異記』に、女盛りの母が多くの男と関係をもち、赤子に乳をやらずに飢えさせたため、早死にして、来世では乳房が腫れて痛む罰を受けたという因果応報譚(たん)がある。本の帯にいわく、「古典ってワイドショーだったんですね!」。
    ◇
 新潮社・1365円
    --「本当はひどかった昔の日本 [著]大塚ひかり」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。

-----

[http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014020200007.html:title]

Resize0175


本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人
大塚 ひかり
新潮社
売り上げランキング: 419

|

« 日記:歴史はまた、起源をおごそかに祭りあげるのを笑うことを教えてくれる | トップページ | 覚え書:「バリの息吹―王族と庶民生活の融合 [撮影・文]小野隆彦 [評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。 »

覚え書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451663/54926301

この記事へのトラックバック一覧です: 覚え書:「本当はひどかった昔の日本 [著]大塚ひかり」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。:

« 日記:歴史はまた、起源をおごそかに祭りあげるのを笑うことを教えてくれる | トップページ | 覚え書:「バリの息吹―王族と庶民生活の融合 [撮影・文]小野隆彦 [評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)」、『朝日新聞』2014年02月02日(日)付。 »