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覚え書:「今週の本棚・新刊:『つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み』=猪谷千香・著」、『毎日新聞』2014年02月09日(日)付。


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今週の本棚・新刊:『つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み』=猪谷千香・著
毎日新聞 2014年02月09日 東京朝刊

 (ちくま新書・819円)

 公共図書館は、書店で有料で売られている本を無料で誰にでも貸してしまう。全国に約3200館もあって、多くの人が当たり前のように利用しているのだが、よく考えてみると、少し変わった公共施設だ。

 その図書館が変わりつつある。単に本を貸すだけでなく、「課題解決」「ビジネス支援」を掲げ、そのための知識や関係機関とのネットワークを持った人材を配置する。地元特産品の普及のために、レシピと調理器具を貸し出したケースもある。

 一方で、財政難のあおりを受けて、どこの図書館も厳しい運営事情を抱えている。神奈川県では、県立図書館の存続の方向性が定まらず、「なぜ県が図書館を持つ必要があるのか」という議論が続いている。

 本書は、元新聞記者がこの10年間に起きた変化を取材したものだ。本の貸し借りは人のつながりを生む。関係者の知恵と愛情があれば、図書館がコミュニティの新たな核となる可能性がある、と著者は説く。

 民間企業が参画した運営形態や市長の発言から、何かと注目される佐賀県の武雄市図書館についても、そこで働く職員らの声が紹介されており、議論の助けになる。(直)
    --「今週の本棚・新刊:『つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み』=猪谷千香・著」、『毎日新聞』2014年02月09日(日)付。

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[http://mainichi.jp/shimen/news/20140209ddm015070139000c.html:title]

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